Archive for 8月 2009


季刊「銀花」159号/秋【創刊40周年】

2009年 8月 26日 — 10:35am

季刊「銀花」との出会いは、私が京都から26才で上京して3年後、大手出版社の雑誌のエディトリアルデザインなども初めていた頃である。書店で何気なくとった雑誌の表紙を開くと、和紙の肉筆画が目に飛び込んで来た。手書きの絵が挿入されているなど通常あり得ず、目を疑ったが積まれている別の表紙を次々めくると、富士の絵だったり、可愛いい仏さんの絵だったり、すべて絵柄が違うではないか! この時、佐藤勝彦は7万枚とも8万枚とも言われる絵を、1年間で書き上げたのだった。私は感動し、若くて給料もまだ少ない頃だったが5〜6冊買ったように記憶している。描いた人も凄いが、描かせた編集長も前代未聞、なるほど雑誌は文化だと感じ入った次第で、その証を手元で眺めたかったからである。それから40年近く経ち、その「銀花」のお手伝いを、こうして今だにさせてもらっている縁は、感無量であり望外の幸せである。

 

季刊「銀花」159号(文化出版局) 110p−125p

文化出版局   8月25日発売 (104p−113p)

 

出雲國の風陶人ー 三原研の炻器ー    写真-伊藤千晴 文=片柳草生

『古事記』や『出雲国風土記』にまつわる神話の国、島根県、由緒ある古社が数多く残り、宍道湖や中海などに囲まれたすがすがしき水都、松江。ここで生まれ育った三原研さんは、焼きものを志してから一貫してこの地で製作をしてきた。若い日、都会へあこがれ、最先端のアートを追いかけ、技術を凝らした焼きものを焼いていたが、ある日、自分の内なる出雲に気づく。まぎれもなきおのれの出自、根っこの土地。もっと素直に風土と向き合おう、と。以来、それまでのうわべを彩る装飾表現と決別、自分の声に耳を傾けながら土の魅力と本質を、形と質感に尋ねる仕事へと向かう。生まれてきた焼締めに「炻器」と名ずけて。

(本文リードより)

 

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最近読んだ本−3

2009年 8月 23日 — 4:55pm

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『末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝った父』(黒岩祐治著 講談社)
副題はー中西医結合医療の可能性を信じてー


黒岩祐治氏は元フジテレビ局のニュースキャスターを勤め、葉っぱのフレディーのプロデューサー等もやっている。
黒岩氏のお父上の肝臓ガンは一時、12センチ、腫瘍マーカー5800(正常値40以下)まで進んでいたようで、それを中西医結合医療(漢方と西洋医学の良い所を結合させた医療)により、3センチ、腫瘍マーカー20にまで下がった。3センチと言っても、実質的にはガン細胞は消滅したと考えていいと言われるほどに。使った薬は体力が低下している時には山薬(蒸した長芋を主食に)や、漢方の抗がん剤と冬虫夏草などを煎じた漢方薬。

中西医結合医療を実践したのは当時未病医学研究センター所長・劉影(リュウイン)先生。ガン細胞を攻撃するよりも、身体全体の免疫力を高めていくことを優先し、その免疫力がガンを封じ込めるまでのチカラになったようです。末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝ければそれほど素晴しいことはありません。
黒岩氏のお父上を診られた劉影先生は今度、東大医学部に引っ張られて教授となられたようで、あの東大が東洋医学にも本腰を入れれば、日本の医療も変わりそうで、是非なるべく早くそうなることを願うばかりです。

 

PS. この本を読む2ヶ月前にたまたま『十全大補湯』『八味地黄丸』を飲み始め、急激に体調が改善されて来ていたのでこの本を読み、納得した次第です。

また、明治維新後、漢方は死滅しかかっていたが、ようやく昨年4月に医療法制上診療科目として認められたようで、西洋医療の医師の7割が漢方薬を使用しているそうです。



詳しくは下記のHPで。
http://oshigoto.e-nurse.net/kuroiwa/article.php?id=32
http://blog.opinet.info/kuroiwa_blog/

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CT結果は転移なくセーフでした

2009年 8月 20日 — 6:50pm

近所のバナナ

近所のバナナ

 

 

8月4日の造影剤入りCTの診断結果を昨日伺って来た。その報告です。
やはり患部は4月よりも随分小さくなっていて、リンパ節の腫れもひいて
正常になっており、しかも心配していた他臓器の転移もない、との診断でした。
放射線のアポトーシス効果は、たまに時間が随分経過した後に現われることが
あるようで、そんな話を主治医からは聞いていなかったので、
ひたすら致死にいたる病とばかり思い込んでいる患者にとっては

大変嬉しい大誤算でした。
(最初から言わないのは患者が期待してしまい、何かあってガッカリさせないために
言わないのでしょうか?)
主治医に冗談で、『2年生存率から5年生存率に変わりましたかね?』と問うと、
『そんな感じのようですかね。とにかく推移を見守りましょう』と笑っていた。
7月以降から体調は順調に回復しており、この調子をなんとか保って行きたいものです。

 

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残暑お見舞い申し上げます。

2009年 8月 14日 — 11:16am

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ースイカサイズはリベンジ成らずー

 

5月4日のブログ【スイカ昨年よりもサイズ更新なるか?】の結果発表です。

昨年のスイカの収穫は情けなくも直径13センチ1個だったので、

今年こそリベンジすべく5月4日に苗を2鉢植えたのだったが、

残念ながらリベンジ成らず。 今年はほんの少し大きいサイズが1個で、

味は昨年より水っぽくガッカリ。

原因は幾つも重なり、天変地変だけではなく、愛情が足りなかったようだ。

 

!)長梅雨や台風のため日照不足。

2)2本植えたが1本が早々に枯れてしまった。(来年は3〜4本に)

3)NHK日曜日『野菜の時間』でトウモロコシ・ピーマン・キュウリ・ナス

などの育て方を見て育てたので収穫は大成功だったが、たまたま

スイカの育て方を見過ごしたのが大きな敗因。(情けない!)

4)土盛りしなかったり、わき芽(子づる)を切らなかったり、受粉させなかったり、

追肥をこまめにやらなかったり、基本が出来ていなかった。

5)猫の額の庭なので、ネットを窓際に張ったプランターによる空中栽培だが、土作りなどに

無理があるのかな?(近所では名人がおり、大きいのが5〜6個ぶら下がっていた。)

 

しかし、2才になる孫の目の前で全ての野菜を収穫していて、

その都度目を輝かせて喜んでくれるので、育てた甲斐は充分にある。

幼児や植物の凄まじい成長力を見ると、免疫力が相当にアップするのではないだろうか。

来年こそ一抱えもあるスイカを、孫達と頬張りたいものである・・・

 

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