懐かしい人からの長電話
昨夕、お風呂に入っていたら電話があったのだが、意外性が無くなるからと、
どうしても名を名乗らない人からだと告げられ、家人から息子のi Phone を受け取った。
電話の主からヒントを貰いながら10人以上名を挙げたが当たらず、
こちらは長風呂になりそうで風邪でも引くとまずいなと思うが、
先方は悠然と長問答を楽しんでいる風情。ネットで苦労して探しあて て
見つけたとの事だが、 結果は20年数年前に出会った石川県加賀市在住の
陶芸家 藤澤重夫氏であった。山代温泉「あらや」 の女将さんから、
冬でも裸足で轆轤を回している陶芸家がいると聞き、
季刊雑誌「銀花」の初代編集長であった、今な亡き細井冨貴子さんと
彼のざくろ窯を訪ねた縁である。
上の写真は、その時に失敗作だからと頂いた水指しと(左)、
安く買い求めた茶碗(右)、数年後の個展で買わせて頂いた杯である。
いずれも素朴で若々しく、縁の一辺がクルッと巻いた茶碗は煮付けなど盛るにはぴったりで、
今だに毎日のように使っている我が家の名器です。
ネットを介して人との繋がりを再確認させ、豊かにしてくれた長電話に感謝した次第。
風呂から上がり、藤澤さんのブログを拝見すると、今だに苦労しているようで、
なんでこんな素敵な人が、終生貧しいままでいて良いのか不思議でなりません。
Category: 周りの人々 | One comment »
2009年 11月 1日—7:15 PM
いやぁ~
メッセージありがとうございます。
あ、そう、昔懐かしいぼくの器。。。
当時のことを思い起こしながら、人とひとのご縁を楽しんでおります。
>なんでこんな素敵な人が、終生貧しいままでいて良いのか不思議でなり ません。
いいえ、こういう生きかたしか出来ないのです、きっと。ふ。。。