懐かしい人からの長電話

 

我が家所蔵の、陶芸家 藤澤重夫氏の作品3点

我が家所蔵の、陶芸家 藤澤重夫氏の作品3点

 

昨夕、お風呂に入っていたら電話があったのだが、意外性が無くなるからと、

どうしても名を名乗らない人からだと告げられ、家人から息子のi Phone を受け取った。

電話の主からヒントを貰いながら10人以上名を挙げたが当たらず、

こちらは長風呂になりそうで風邪でも引くとまずいなと思うが、

先方は悠然と長問答を楽しんでいる風情。ネットで苦労して探しあて て

見つけたとの事だが、 結果は20年数年前に出会った石川県加賀市在住の

陶芸家 藤澤重夫氏であった。山代温泉「あらや」 の女将さんから、

冬でも裸足で轆轤を回している陶芸家がいると聞き、

季刊雑誌「銀花」の初代編集長であった、今な亡き細井冨貴子さんと

彼のざくろ窯を訪ねた縁である。

上の写真は、その時に失敗作だからと頂いた水指しと(左)、

安く買い求めた茶碗(右)、数年後の個展で買わせて頂いた杯である。

いずれも素朴で若々しく、縁の一辺がクルッと巻いた茶碗は煮付けなど盛るにはぴったりで、

今だに毎日のように使っている我が家の名器です。

ネットを介して人との繋がりを再確認させ、豊かにしてくれた長電話に感謝した次第。

 

風呂から上がり、藤澤さんのブログを拝見すると、今だに苦労しているようで、

なんでこんな素敵な人が、終生貧しいままでいて良いのか不思議でなりません。

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コメント1 件

  1. clayman

    いやぁ~
    メッセージありがとうございます。
    あ、そう、昔懐かしいぼくの器。。。

    当時のことを思い起こしながら、人とひとのご縁を楽しんでおります。

    >なんでこんな素敵な人が、終生貧しいままでいて良いのか不思議でなり ません。

    いいえ、こういう生きかたしか出来ないのです、きっと。ふ。。。


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