3月2日ー引っ越しと校了が重なって
一昨日は引っ越し日であったのだが、2月中旬に佳境だった3月26日発売予定の、市川染五郎著「歌舞伎のチカラ」(集英社)のカバーの色校正と重なって、引っ越し真っ最中だが力仕事は若いスタッフと息子に任せて近くの喫茶店で校正することに。と言うのも初校時には、最近出来たばかりの不思議な紙を指定したのだが失敗で時間的に余裕が無くなったためだ。
恵比寿五叉路近くの広いカフェだが、結構客が多くて落ち着けなかった。それに肝心な所がパソコンで確かめられないので細かい指示が出来なかった。大変申し訳ないことをしてしまった。全く偶然なのだが、同じ編集女史の「パンダフルデイズ」の仕事の時も、丁度色校正の日が、2年前の肺ガン疑惑による生体検査入院から戻った日で、ご迷惑をかけっぱなし。それでも懲りずに楽しみな仕事を依頼して頂いた編集女史に幾ら感謝してもしきれないくらい。体の不安を忘れて楽しい仕事に全神経を集中出来ると言うのは本当に幸せなことで、免疫力アップにも相当効果があるようだ。
この単行本は、市川染五郎が歌舞伎を堪能するためのイロハを、革新的発想力と話芸で楽しく教えてくれる本です。普段見られない楽屋裏や、息子金太郎の初舞台の化粧している様子を携帯で撮影している姿などのカラーグラビアページが16ページ挿入され、とにもかくにも今が旬の魅力を満載した四六判変型240ページです。
Webデザイナーをやっている長男の仕事場(恵比寿は活気があって良い)に合流した訳だが、私の引っ越しはこれで最後になりそうで、長年の大荷物も大半は処分して随分身軽になった。これ以上ご迷惑をかけることにはならないと思いますのでまた宜しくお願いします。