2010年 4月 30日 — 5:12pm
昨日、東京荻窪にある瀟酒な葉月ホールハウスで開催されている《季刊「銀花」40年の軌跡展》へ行って来た。久し振りの遠出だったが萌える新緑の善福寺公園の風はすがすがしく気持を洗われた。
広くはないが気持ち良い空間に珠玉の161冊の「銀花」が勢揃いし、熱心に鑑賞されている方々のために沢山の椅子が用意され、じっくり鑑賞できる心配りが有り難かった。
買いそびれた在庫のある号が当時の価格で買えるとあって、長時間熟読し相談しあっておられるご夫婦も多かった。さすがに創刊10号までは売れ切れていたが、運の良い方は創刊4号を確か590円で求められたようだ。ちなみに古書店ならば一桁違うかも知れませんね。
作家や美術家の肉筆原稿を目の辺りに鑑賞出来たり、最終刊で紹介された式場庶謳子さんの実物版画と対面出来たのも感動的だった。版画に執拗なまでに追求して描き込まれたディテールは、時には盛り上がっていたり、砂子が蒔かれていたり、誌面の何倍も生命力が溢れていて感動し、思わず抱きつきそうになって、肩車された子に「何が見えた?」とつい話しかけてしまいました。
銀花のお別れ会には2月27日に出席させて頂きましたが、その時には関係者だけでしたので、東京近郊の愛読者にとっての最後のお別れ会になるので、この機会に行かれてみられては如何でしょうか?
昨日、荻窪にある葉月ホールハウスで開催されている《季刊「銀花」40年の軌跡展》へ行って来た。久し振りの遠出だったが萌える新緑の善福寺公園の風はすがすがしく気持ちを洗われた。
広くはないが気持ち良い空間に珠玉の161冊の「銀花」が勢揃いし、熱心に鑑賞されている方々のために沢山の椅子が用意されていた。
買いそびれた在庫のある号が当時の価格で買えるとあって、長時間熟読し相談しあっておられるご夫婦も多かった。さすがに創刊10号までは売れ切れていたが、運の良い方は創刊4号を確か950円で求められたようだ。ちなみに古書店ならば一桁違うかも。
また最終刊で紹介された式場庶謳子さんの実物版画と対面出来たことだ。版画に執拗なまでに追求して描き込まれたディテールは、時には盛り上がっていたり、砂子が蒔かれていたり、誌面の何倍も生命力が溢れていて感動し、思わず抱きつしめそうになった。
銀花をこのまま航海を終わらせるにはあまりに忍びないので、青戸編集長にWebマガジンにしてでも続けて行かれるべきでは、と提言したが難しいようだ。
やはり
銀花のお別れ会には月日に出席させて頂きましたが、その時には関係者だけでしたので、東京近郊の愛読者にとっての最後のお別れ会になる。ぜひこの機会に最後のお別れに行ってみては如何
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2010年 4月 22日 — 1:01pm
これは3D映画「アバター」やポップアップ絵本のように、3D立体画像がパソコン上で視角体験出来るAR(拡張現実)名刺です。SUN & MOONの研究用に作ったものですが、前回のブログ「クラウド時代と〈クール革命〉」を読むまでもなく、時代が急速に変わっていることが体感でき久々にドキドキしました。と言うのも若い時からポップアップ絵本を作るのは夢の一つだったので、ARを応用すれば2次元画像から3次元画像で、しかも、こども達の遊び感覚で、動きも自在に操作出来るゲーム感覚の絵本がすぐ出来てしまうんだと思うとワクワクしてしまいました。これも電子書籍の可能性が大で、次世代に投資できる出版社との出会いがあれば楽しいのだが・・・
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2010年 4月 20日 — 10:54am
角川書店
最近、角川歴彦氏の「クラウド時代と<クール革命>」を読んだ。(以下まえがきより抜粋)
●iPadやキンドルがもたらす革命的衝撃とは?
今や急速なITの進歩と情報環境の変化が
「知」のグローバリゼーションを加速する。
その集大成「クラウド・コンピューティング」によって、
2014年に日本の産業構造は大激変するだろう。 その中で「ガンダム」を筆頭に世界で歓迎される
日本のポップカルチャーをはじめ、
「クール」「かっこいい」と大衆に賞賛される
モノや出来事が社会を変革し始めている。
これが「クール革命」だ。
本書は情報産業最前線に立つ著者が、
激変する現代を「クール革命」の力で生き抜く道を、
現役経営者の視点で
模索し確信に至った覚醒の書である。
私は出版企業グループの経営者として長年、活字文化や出版を取り巻くさまざまな事象を見聞きし、研究してきた。しかしここ数年は、関心の大部分をIT技術やメディア産業の動向に奪われている。グーテンベルク以来500年もの歴史を誇る印刷・出版産業と比べ、ITの世界は移ろいがあまりに速く、ダイナミックだ。
こうした考えを書籍で伝えたいと原稿をまとめはじめてから2年余りが経過し、その間もIT業界やメディア産業では驚くような変化の嵐が吹き荒れた。走りながらの執筆ではあるが、最新の情報と、そこから浮かんだ新しい考察を可能な限り盛り込むよう心がけた。私と同じように変化の時代に立ち向かわなければならない経営者やビジネス、クリエイターたちとともに、「クール革命」時代を生き抜く道を今後も考えていきたい。
●本書を読み、出版界に関わっている私達は否応なく、まさしく100年に一度などの変化どころではなく、500年に一度の時代の変革に飲み込まれることになるようだ。書店に行かなくても電子書籍(小説から漫画・絵本まで)をインターネットから数分でダウンドーロして買え、iPadやキンドルでどこででも読め、教科書なども無くなる可能性まで出て来たのである。「本、または本屋がなくなる日」などと巷の週刊誌などの見出しが踊る所以である。
大事なものが失われて行く時代ではあるが、デジタルだからアイデアひとつで世界を相手に躍進することも夢でない時代。ない頭で色々可能性を探ってはいるものの決定打が出てこない。(どなたか良いアイデアありませんか?)
本書では2014年にはIT三国志の戦いでグーグル・ Uチューブ・アップルのいずれかが覇者になり、他は消える運命にあるらしいのだが、さて私は生き残って見届けられるのだろうか?
大事なものが失われて行く時代ではあるが、反面デジタルだからアイデアひとつで世界を相手に躍進することも夢でない時代。ない頭で色々可能性を探ってはいるものの決定打が出てこない。本書では2014年にはIT三国志の戦いでグーグル・Uチューブ・アップルのいずれかが覇者になり、他は消える運命にあるらしいのだが、さて私は生き残ってその結果を見届けられるのだろうか?見たいような見たくないような複雑な心境ではあります。
こんなことを書いていたら息子が横から、季刊雑誌「銀花」のようなクールな雑誌を終刊などさせないで、電子書籍でも良いから残すべきだったんじゃないの? それが団塊世代が次の世代に残す仕事だったのでは・・・、と叱責された。非力を恥じるいるばかりである。(ひょっとして、もしiPadで「銀花」の英語版をリリース出来たとしたら、日本の文化を紹介する数少ない雑誌として、世界で大評判になるかも知れない・・・と思うのは私だけだろうか?)
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2010年 4月 16日 — 1:16pm
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