セカンドライン開始

抗ガン剤投与から8日たち、いくつかの副作用がかなり軽くなって来たので2泊3日の外泊許可が出た。少し入院生活の途中経過をアップしておきます。
【9月30日(水)】
●入院初日。副作用を軽減化する薬を前もって飲んでおくこと以外特にすることなし。
【9月31日(木)】
●昨夜は隣りの肺炎患者の胆切り音で1時間毎に起こされ、寝不足になるので部屋代えを申し出る。見かねてすぐに部屋代えして頂いた。幸運にも南側の窓側に移れ、1ケ月の入院生活が天と地の差で格段に良くなって大変ラッキーだった。  ●心電図とレントゲン撮影

 

2010.10.1_3

【10月1日(金)】

●午前11時.研修医の女医さんに点滴針を受け1時間50間分かけて 1)デキサート9.9mg(ステロイド系の副作用止め) 2)ペメトレキセド(アリムタ)830mg 3)カルボプラチン295mg の順に抗ガン剤点滴投与
●点滴が終わる頃に孫の夏音がバーバとお見舞に来てくれた。夏音はジージが入院したのを聞いて、「トウモロコシを持って行く!」と言ってくれたそうだ。宮崎アニメ初期名作《となりのトトロ》のメイちゃんが、お母さんの入院している病院にトウモロコシをお見舞に持って行こうとして迷子になるシーンをしっかり理解して覚えていたんだ。「三つ子の魂百まで」と言うが、まさしく3歳児の孫にも優しい心を伝えてくれて、こうした触れ合いを共有しあえた幸せを、宮崎駿監督と病気に感謝している。
●初日の副作用は薬にアルコールが少量入っているため2時間後に顔色が赤らんだのと、2年前には出なかったシャックリが夕食後から出て来た。消灯9時から10時まで我慢したが、交感神経が刺激されてとても寝られそうにないので、ナースセンターに行きシャックリ止めの薬を頂き、1時間後に収まってようやく寝られた。

 

2010.10.2

【10月2日(土)】
●秋晴れの午後、夏音に加えて蒼空もお見舞に来てくれた。【笑顔は最大の免疫力だ】を実感しているカフェテラスに、主治医助手の可愛い研修女医さんが目撃してくれたので、夕方の巡回検診の時に《笑いの免疫力効果》を信じて落語で治療している医師の話までしてしまった。西洋医療を日々研鑽学んでいる途上の若い先生方には余計な話だったかな・・・でもいつかこんな話が役立つと嬉しいのだが・・・
【10月3日(日)】

●体調何も変わらず日がな病院内を歩いて運動する ●色んな薬で便秘となり、膨満感がひどい ●夕食後少しムカつきを感じる。
【10月4日(月)】

●朝方うがいをしていて急に吐き出しそうになり、人並みにとうとう4日目にしてムカつきが始まったようだ。立ったり動いたりするとムカつき、胃を誰かに握らているようで、なるほどこれは辛そうだ。
●横になっていると比較的楽なのとショックで、終日ベッドでへたっていると、【大元気薬】のメールが届いた。知り合いの編集者から、私の「カノンカレンダー&クロック」をウェブ上の雑誌で紹介して頂けるとの内容。思いもかけず嬉しい【大元気薬】でただただ感謝。

 

2010.10.5:

【10月5日(火)】
●昼にムカつきを想定せず予約した特別食「チラシ寿司」が配膳。が半分以上食べられた。
【10月6日(水)】

●歯磨きのうがいで、ゲッとあげそうになる。●お粥に替えてもらい随分食べやすくなった。
【10月7日(木)】

●ムカつきが3日目にして収まって来たようだが、まだ少し残っているようた。
【10月8日(金)】

●ほぼムカつきがなくなって、煮物の臭いも気にならず、食欲もほぼ戻る。 ●レントゲンと採血の結果は、原発巣辺りがわずかだが縮小しているようで、効果が出てるようだ。 ●白血球の減少も6700から3800とひどくなく、好中球も1285あるので免疫力もまずまずだ。 ●順調に推移しているので2泊3日の外泊願い出す ●半身浴で20分以内のせわしない入浴は大変ストレスがたまる。とにかくお風呂に肩までのんびりと浸かりたい。
【10月9日(土)】

●午前9時自宅着 ●奇しくも友人の命日だったのでビューローの写真に話をする。同じ肺ガンで闘病していたが、彼は「家に帰るのに、何故外泊なんだ」とへそを曲げていたそうだ。詩人だったがゆえに言葉には敏感だったが、確かに患者側の気持ちを理解していない病院側の言葉ではある。せめて一時帰宅にでもしてもらえればありがたいのだが・・・。 ●この1週間の経過をみた限り私の副作用は軽度と判明したと思う。念のため2回目投与から1週間まで入院して様子を見るが、3回目以降は予定通り外来でいけそうだ。

 

秋桜の  天に溶けいる  高さかな

Category: 体のこと   |  Comment »


お気軽にコメントをどうぞ!



     

ページの先頭へ戻る