Archive for 11月 2010


すっかり秋色の恵比寿公園に

2010年 11月 26日 — 6:44pm

akiebisu

 

一昨日の出勤初日は電車に30分座っているのも少し辛かったが、2日目の今日は大分慣れてきた。寒さにも慣れたのでもう大丈夫。久しぶりに恵比寿公園に行ってみたが、すっかり秋色になっていて驚いた。携帯写真で良くないのだが、1ヶ月半振りに見たものだから、夏色からの激変におどかされ日本の良さを再確認した次第。

コメントをどうぞ »   |   つれづれぐさ

江戸東京博物館で「昭和の家族〜きずな〜」展

2010年 11月 25日 — 11:09am
abeakemi

安部朱美創作人形展「昭和の家族〜きずな〜」の写真集カタログより

 

以前紹介した、安部朱美創作人形展「昭和の家族〜きずな〜」がこの度江戸東京博物館にて11月20日(土)〜12月17日(金)まで開催されています。本展覧会は安部朱美さんの創作人形を通して昭和30年代の人々の生活や家族の姿を体感出来る展覧会です。沢山の人形の中には祖父母や両親、友人やかっての自分の姿を見つけることが出来ると思います。実際に私のブログを見られた金沢の男性から、こんなコメントいただきました。《「安部朱美 創作人形展」を見学して来ました。人形を見ていて吃驚しました。私がモデルになったのではないかと思えるほど自分にそっくりな物があったのです。写真集と絵葉書を買いました。》

 

きっと、あなたもやさしい時間を過ごせることと思います。是非ご高覧下さい。

 

コメントをどうぞ »   |   つれづれぐさ

お見舞いとミカン

2010年 11月 22日 — 1:58pm

katura.mikan

 

●昨日、家内の義姉が九州からわざわざお見舞いに来て頂いた。丁度、退院日と重なってグッドタイミング。家で預かっているチワワは、お客さんがおられる間中吠え続ける困った犬だったのだが、このように抱っこされ、一緒に散歩して頂いたら吠えなくなった。義姉は詩吟の教室を開いておられるのだが、数多い門弟でも事務方を手伝っておられた方を、やはり胆肝がんで亡くされて葬儀をすまされたばかりとのこと・・・ お忙しいなか本当にありがとうございました!

●右のミカンの 写真は、かれこれ30年になるのに、5年程前に20〜30個実をつけただけで毎年手入れの失敗か実をつけることはなかった。入院前にそれらしい花も見ていなかったのに、雨戸を開けて葉っぱの合間から黄色いものを発見した時は、思わぬ天からのプレゼントにたった1個なのだが大喜びした次第・・・

 

●昨夜出た熱は扁桃腺の腫れが原因らしく、37.8度がピークで今朝は36.5度台に戻り風邪でなかったので一安心と言うところ。2〜3日静養したら会社に出る予定。

コメントをどうぞ »   |   つれづれぐさ

無事退院

2010年 11月 21日 — 2:05pm

左:2009.8.4(初期治療後9ヶ月) 中:2010.9.11(2期治療直前) 右:201011.5(2期2回抗がん剤後))左:’09.8.4(初期治療後9ヶ月)中:’10.9.11(2期治療直前)右:’10.11.5(2期2回抗がん剤後)

 

11月12日に3回目の抗がん剤も終わり、副作用抑制剤イメンド〈新薬.抑制率57%〉をナビア〈旧薬.抑制率45%〉に変えて、少しムカつきが軽くなったような気がして良かった。そして20日に無事退院。結果は残り3回を外来通院で受け、6回目終了後の1ヶ月後なのでまだまだ先だが、それなりの効果はあったようで辛抱した甲斐があった。入院前にはアリムタだけの治療法だと思っていたが、体力的に余裕があったのでカルボプラチンとの強化作戦に変更になった。その後は経過観察に移る訳だが、サードラインが何時どのような形で出没するのかは神のみぞ知るとしか言えない。
●53日間の今回の入院では、初回治療とは一味違った様々な患者さんとの出逢いと別れが生まれた。年齢とか職業とかは関係なく、余命1ヶ月とか半年の患者さん、脳や骨に転移して苦しんでいる患者さんらが、美しい朝日を見ながらなんとはなしに談笑し始めたのがきっかけ。唐突にガン告知されて落ち込んでいる患者さん、放射線や抗がん剤の副作用に怯えているファーストラインの患者さんらを、自分らがかつてそうだった体験を話しながら励ましたり、入院生活を少しでも快適に過ごすアドバイスをしたりして、患者同士の連帯感や友情が育って冗談が言いあえる仲に。そうすることで皆がつらい日々を、少しでも楽しい日々に変えられて救われるのだった。
【11月12日(金)】
●前日飲んだデカドロンの副作用で、朝から顔のほてりでお酒を飲んだように真っ赤に。●3週間前から続く涙目や目やによる目の霞みは、処方されたイギリスの目薬で少し良くなったが、こんな副作用もあったのだと驚かされる。
【11月13日(土)】
2日目●顔のほてりシャックリが2〜3回出るがなんとか収まっている。●午前3時半(昨夜は午前2時半)、隣ベッドの81才のご老人の風邪のひどい咳で、8人部屋のほとんどが起こされる。「ゲホ、ゴホ、ゼゼゼ、グホン」そして照明が灯りベッドの操作音。照明が消えたと思ったら、ご老人の斜め向かいの中年が咳をし始め、たて続けに鼻水をかむこと3回。しばらくしてまた咳、鼻水をまた5回かむ。完全に風邪を移されているように見える。我々肺ガン患者でなくて良かった。この部屋には肺ガン患者が3人いるが肺炎になれば命取りになりかねないので戦々恐々である。寝る時もマスクして自己防衛し、部屋から出ている以外にない。そういえば、このご老人が入院して来た5日前に「わしは暖房のない部屋で着替えしてしまって風邪を引いていた、ゴホッ」と自慢気に看護士に話していたのを思い出した。別の看護士や医師も昼間の軽い咳を聴いて「咳、残ってるね〜」だの「治んないね〜」程度の声をかけるだけ。そして5日経って聴いた医師の声。「風邪薬を処方しておいたよー」

エッ今頃? 幾らなんでも遅すぎだよ〜(その老人が退院する14日の朝には三人が鼻水をかんでいた)
●今、北海道では院内感染で大騒ぎだが、この病院ではそんなニュースは届いてないのだろうか?お世話になっている病院にこんなことを言いたくないが緊張感が相当欠けているように思うのは私だけではないはずである。●緊張感がないと言えば、禁煙を勧めるべきはずの医師や看護士が昼休みとはいえ沢山喫煙している光景。真剣に取り組めば取り組むほどストレスが大きい職場であるのは理解出来るが、大学病院ならば全ての施設が禁煙であるべきであろう。●それ以外にも、連絡ミスは日常的であり困惑している患者は多い。ただし命を人質にしているのでクレームをつける患者は少なく、病院ではあまり把握していないと思うが・・・
●アスベスト肺ガン被害者の方(68才)もおられた。特別自覚症状はなかったが、突然呼吸がしづらくなってだんだん呼吸が早くなり、ほんの1時間ほどで呼吸が出来ずに苦しみ出した肺に水が貯まっていることがCT撮影で判明。あまりの多さに注射で吸い出したのでは間に合わないので、ホースを突っ込んでバケツに流し出し6リットル出たとか。取り急ぎ抗がん剤治療を始め、それなりの効果があったようだが、もし、何も治療していなかったら余命1ヶ月だったそうだ。●アスベストガン患者がこれから大量に顕在化して来る時代に突入している。治療は手探りの様子で早急に治療法の確立を望みたい。それに国の対策が間違っていたアスベスト問題だけに、せめて早期発見の無料検診を30年以上建設業務従事者対象に実施するくらいの責任は、政権が変わったとはいえ果たしても良いのではないだろうか?このまま何もしないと爆発的に患者が増えた時に重傷患者ばかりになり、大切な命を救えないのではないかと危惧します?
【11月14日(日)】
3日目●午前2時半、隣りのご老人が退院されてゆっくり寝られるかと思っていたら、向かいの部屋から断末魔のような叫び声。全員が叩き起こされたようだ。何やら怒り狂っていて「もののけ姫」の荒ぶる大国主命のようだ。とにかく鎮まりたまえと祈りながら、4時頃まで寝つかれなかった。色々思い巡らしながら、そうか、死との遭遇は人類誕生以来残らず全員がこんな風にずーっと繰り返していたんだと思い至り、恥ずかしながら腑に落ちて眠りについた。
【11月15日(月)】
4日目●午前6時.過去2回この日の朝にガツンとムカつきがやって来たのだが、まだ来ない。どうやら今回はソフトランディングでムカつきがやって来ているようだ。副作用抑制剤「イメンド」を「ナビア」に変更したお陰かも知れない。より悪くなるリスクもあったが、残り3回続けることになるので、色々試しておきたかったのだ。●ムカつきで食欲なく、ほとんどベッドで過ごし、朝夕の病院食は少ししか食べられず。
【11月16日(火)】
5日目朝●ムカつきで食欲なく、ブルーベリーヨーグルトと牛乳を摂取。ベッドで過ごすもカノンがお昼に来てくれ、カフェで遊びながら抹茶ケーキとイチゴミルクを食べられた。夕食は病院食は食べられなかったがインスタントのカレー味カップヌードルは味が濃いからなのか完食出来た。不思議だ。
【11月18日(木)】
7日目●幾らかムカつく。午前11時栄養士の方に、吐き気時の食事の工夫アンケートに答える。野菜の煮物は匂いでムカついて食べられないので、たまにはリンゴの一切れでもつけてもらえるとサッパリして食べられるのだが?●一週間経った今頃になって両手を握るとしびれる。これも副作用なのだが今の所我慢するしかないらしい。
【11月19日(金)】
8日目.採血とレントゲン●白血球が私の底の3100に下がる。中には1000を割る患者さんもいて、免疫力が下がって感染しやすくなるため白血球を上げる注射をしたり、退院できなくなったり、肺炎を起こす人や呼吸不全で帰らぬ人となったり、抗がん剤の副作用は悲喜こもごもである。
【11月20日(土)】
9日目●退院●午後8時、前日からノドに違和感があったのだが、寒暖・湿度差のない長期入院から、初冬の乾燥した街に出たためか、唾が飲み込みにくくなって来た。早めに風邪薬を飲んで床についたのだが寒気がして身震いがする。37.5度と熱はたいしたことがなかったが、湿らせたマスクをして寝直した。退院してすぐ病院へ逆戻りされる患者さんも出そうな予感。クワバラクワバラ・・・

4 件のコメント »   |   体のこと

ページの先頭へ戻る