Archive for 1月 2011


寒中見舞い

2011年 1月 22日 — 12:41pm
「七夕の夜」有元利夫 1984年

「七夕の夜」有元利夫 1984年


先日、友人から寒中見舞いをいただいた。
宇宙を軽々とわしづかみにした人物の絵を見て
一瞬で救われた気がした。
大好きな有元利夫氏(1946~1985)の「七夕の夜」の油彩画であった。
私と同じ年に生まれながら38歳の若さで26年前に
肝臓がんでこの世から忽然といなくなった。
当時、その唐突な訃報で美術界や出版界は悄然とし、
悲しい空気感に包まれたのを今も覚えている。
そして今、言葉にならない異様な嘔吐感で朦朧とした頭に
バロックを奏でながら悠然と浮遊している。

先日、友人から寒中見舞いをいただいた。

宇宙を軽々とわしづかみにした人物を見て

一瞬で救われた気がした。

大好きな有元利夫氏(1946~1985)の「七夕の夜」の絵であった。

私と同じ年に生まれながら38歳の若さで26年前に

肝臓がんでこの世から忽然といなくなった。

当時、その唐突な訃報で美術界や出版界は悄然とし、

悲しい空気感に包まれたのを今も覚えている。

そして今、異様な嘔吐感で朦朧とした頭に

彼はバロックを奏でながら悠然と浮遊している。

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スカイプでパソコンテレビ会議

2011年 1月 20日 — 11:28am
テレビ電話や授業風景のイメージ写真

テレビ電話や授業風景のイメージ写真

以前からスカイプ(Skype)は無料でインターネット電話ができるサービスと言うので興味を持っていた。最近では画面共有機能でテレビ会議すら簡単に実現できるようになっています。とっくに遠隔医療などで患者の顔色や舌の色など確認しながらの診療風景などは良く見ますが・・・。なので今年からはなるべく自宅で仕事をし、何かあればインターネット電話によるパソコン画面で、顔の表情や資料を見せあいながら話が出来るテレビ会議に移行出来たら良いなーと思っています。九州だろうがニューヨークだろうが、タダでテレビ電話が出来るなんてなんと痛快な時代になったことでしょう!

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冬鉄線 確たるもなく 命映え

2011年 1月 19日 — 2:06pm

2011.1.18

 

昨年春に買った写真の鉄線は四季咲きのようだった。春・夏・秋と続き、いま真冬だと言うのにけなげにも1輪咲いています。夫婦ともに初夏に一度きりしか咲かないものと思い込んでいただけに驚きましたが随分得した気分で楽しんでいます。ところで昨日、ステージ4の肺がんセカンドライン治療のためのワンクール6回目最終の抗がん剤を外来で受けて来ました(初回治療は2008年9月9日から3ヶ月間)。昨年10月から3ヶ月半にわたる長かった治療がやっとこそさ終わり(昨年暮れ28日の5回目抗がん剤投与の吐き気感は大晦日から正月3ヶ日が最悪だった)、3週間後に一応の効果判定が出ます。初回治療では放射線治療を特別にメインにしてもらえたので4cm大から2cm大に退縮し、抗がん剤との相乗効果で2年近くガンを抑えられた訳です。今回は抗がん剤治療のみで、6回分・総額320万円(保険適用前の金額)のアリムタとシスプラチンが只今私の身体をグルグル巡って戦ってくれています。いま巷の週刊誌などでは「抗がん剤は効かない」だの「効く」などかしましいのですが、「抗がん剤」がガンを完治出来ない以上、現段階では「効かない」と言われても当然で、こんなに高い薬にもかかわらず、その名の通りガンに少々あがらい延命期間が少し伸びる程度です。ただその事実を知っているとアホらしくて出版業界の思惑通りに買って読む気もしませんし、製薬会社や医療体制に改善して欲しいことは山ほどあるものの、それでもなを少しでも長生きしたい心弱き患者にとっては頼らざるを得ない心情の選択肢であることを察していただきたいものです。完治させるには世界の英知をもってしてもあと50年はかかるようだと立花隆のガンレポート。ガンがこんなに厄介な病気だと、経験して初めて身に沁みて知りましたが、ガンで早く死にたくなかったら今の所早期発見だけが完治の可能性もあるので、是非心がけて下さい。それしかありませんよ。私の場合は転移の不安は相変わらずぬぐえないまでも、幸運なことに今のところ肺以外の転移がないことや抗ガン剤の副作用が比較的少ないため、日常生活は何でも元気に出来るので見た目は健康人と見まがうほどです。今回の治療でどれくらいの間ガンを抑えられるかは神のみぞ知るばかりではありますが・・・

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真鴨が飛来していた

2011年 1月 17日 — 2:02pm

2011.01.17

 

散歩の途中に不老川(ふろうがわ)という武蔵野台地一帯の細い川がある。犬の散歩コースで10年以上前から渡り鳥が飛来するのを知って毎年楽しみにしていた。今年も来ていないかと久々に行った所、美しい真鴨が10羽ほど群れになっていた。ウキペデイアで調べるとこの川の本来の名は「としとらずがわ」だそうで、あやかりたいとは思うのだが幅3m深さ10cmほどのコンクリート水路なのでいまひとつ効き目はなさそうだ。何故「としとらずがわ」なのか知りたくてさらに調べたが「名前の由来」の項目はあるものの、残念ながらNot Foundで消えていた。

コメントをどうぞ »   |   つれづれぐさ

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