寒中見舞い
先日、友人から寒中見舞いをいただいた。
宇宙を軽々とわしづかみにした人物の絵を見て
一瞬で救われた気がした。
大好きな有元利夫氏(1946~1985)の「七夕の夜」の油彩画であった。
私と同じ年に生まれながら38歳の若さで26年前に
肝臓がんでこの世から忽然といなくなった。
当時、その唐突な訃報で美術界や出版界は悄然とし、
悲しい空気感に包まれたのを今も覚えている。
そして今、言葉にならない異様な嘔吐感で朦朧とした頭に
バロックを奏でながら悠然と浮遊している。
先日、友人から寒中見舞いをいただいた。
宇宙を軽々とわしづかみにした人物を見て
一瞬で救われた気がした。
大好きな有元利夫氏(1946~1985)の「七夕の夜」の絵であった。
私と同じ年に生まれながら38歳の若さで26年前に
肝臓がんでこの世から忽然といなくなった。
当時、その唐突な訃報で美術界や出版界は悄然とし、
悲しい空気感に包まれたのを今も覚えている。
そして今、異様な嘔吐感で朦朧とした頭に
彼はバロックを奏でながら悠然と浮遊している。