ガンの成長速度について

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◉原発事故があってにわかに放射能の怖さが見にしみている昨今だが、詳しいことを学校で教えてもらっていないので教育先進国と言われているはずの日本中がパニック状態である。それはガンも同じで、ガンになって初めてガンについて何も知らないことに唖然としたものである。要するに国策に都合の悪いものや、怖いもの、臭いものにはフタをしてしまう日本の古来からの悪習からである。都合の悪いことももう少し情報開示して教育するべきではなかったろうか? ◉私の肺ガンファーストライン治療後、東大病院・中川恵一先生(放射線科准教授)にセカンドオピニオン外来に受診した時、『あなたのガンは20〜30年前から発病していたんですよ』と説明を受け、エッなんのこっちゃ???と戸惑ったものだった。 ◉最近キャンディーズの田中好子さんが、乳がんで人知れず19年間闘病していて亡くなった。初期手術後、再発転移などを経て4回目の再発後にとうとう爆発的に増殖して多臓器不全になったのだろう。 ◉あまりにもガンのことを知らなさすぎるので、自分でも納得するために、上の図のようなガンの成長速度をグラフ化してみた。ある日1個の細胞が壊れてガン細胞になってから、1~4年で2mmの大きさに成長し、平均9年、あるいは10~24年で1cmの大きさに成長するが、それ以降は急激に大きくなるらしい。 ◉2mmくらいではレントゲンでは発見出来ず、5mmくらいからようやくCTに表れるが、よほどの名医でないと見過ごされてしまう。私など30年来付合って来た医者に、40mmになるまで見過ごされてしまい愕然としたものであるが・・・ ◉PET検査であれば2mm大のガンを発見可能だが、早期発見して患部を手術で取り除いたとしても完治ではなく、田中好子さんのように密やかに生き残ったガン細胞が再発転移して長期間の戦いが待っている。かたや昨年11月に入院して来た1m80cmの頑丈そうな66才の男性は、肺ガン4期リンパ・脳転移だったため4月に亡くなったが、半年の闘病生活だった。多分、何で俺がガンに?と思い悩み、精神的に納得いく間もなかったのではなかろうか。しかし、早期発見して19年間戦うのと果たしてどちらが良かったのだろうか?

Category: 体のこと   |  Comment »


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