「封印された原爆報告書」

2011.8.10

 

◉「封印された原爆報告書」NHKスペシャル 2010年8月6日放送 ※2011年8月4日再放送)を見た。広島原爆の被害情況を日本の医学者・科学者1300人が原爆投下後の2日後から調査した国家プロジェクト的膨大なデータ・報告書を、心象を良くするためのカードとして(満州で行っていた731部隊の証拠隠滅など)日本自らが、アメリカが要求する前に差し出していたという驚くべき内容!! それも被爆者の治療などではなく、ひたすら原爆の脅威がどれくらいだったかの被害の実態。アメリカ国立公文書館で65年間封印され、ようやく知り得たもの。アメリカはその報告書の結果は、死亡率曲線をデータ化して殺傷能力を知り、当時仮想敵国だったソ連に必要な原爆個数などの軍事核戦略の為に活用したのだ!。また、広島原爆投下4日後の10日に広島に入市した19才の医学生の手記の報告書では、被爆者でもないのに被爆者と同じ症状が出た実態を報告しているにもかかわらず、アメリカ・日本共に入市被曝(内・外部被曝)はなかったとし、放射能の怖さまで封印して今日に至ったのだ。◉一体何故なのか? 国に関わる政財界・官僚たちは敗戦国になってしまったために今まで正当化されていたものが嘘をつかないと正当化出来ず、嘘に嘘を塗り固めて行くうちに日本はこんな情けない国になってしまったのではなかろうか・・・。真剣に真実に向き合わなかったツケが、今の政府の3.11後の原発事故の対応になり、またまた嘘に嘘を塗り固めようとしているが、66年前の無知な日本ではないはずだ?!

Category: つれづれぐさ   |  Comment »


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