同名誌『手紙』

 

昨日の続き◉昼前に病院を出たので早めの昼食をこだわりオヤジの十割そば『百丈』で食べようとバスを途中下車。今年2月 10日のブログでも書いたが、夏場にサッパリと冷たいそばを食べたかったのと抗がん剤したあとは嘔吐感で食欲が多少おちるので迷わず「もり一枚」を注文。細めのそばながら腰があっておいしく頂き、お店を出ようと入り口の案内物に目を落としたら、ん、ん?『手紙』? 『手紙』と言うタイトルの雑誌が目に入り釘付けに。◉と言うのも『手紙』は文化出版局から季刊雑誌『銀花』の別冊として1984~1986年の2年間出版され、細井冨貴子女史が編集長、小生がアートデレクターとして関わってきた雑誌だったからだ・・・。同名の雑誌を見つけて不思議な感慨を抱きながら眺めていると、しっかりした作りの雑誌なのに何故無料で頒布しているのかとお店の奥さまに聞くと、「篤志家の出資で制作した『3.11の被災地からの手紙』なんですよ。このお店も福島県山都のそばを取り寄せていますので、少し支援させて頂いてます。」とのこと。

◉震災半年後の2011年9月にたとえ届かなくともと、全国各地のクリエーターより被災地へ宛てたフリーペーパー『手紙』第1号が出版され、その返信の意味を込めてこの『手紙』第2号が出版されたとのこと。詳しいことは判らないのだが、どうも被災地のJAGDA会員が中心となって制作しておられるのを知り、元JAGDA会員だった私としても少なからず因縁を感じた次第。『百丈』さんに来ても見過ごしてしまえば出会えなかったのだから。美しい誌面で静かに訴えかける復興にかける並々ならぬ熱意に頭が下がります。まだボランティアのクリエーター参加の募集もあるようなので参加してみようかな? ◉またこの雑誌の表4広告で3月11日を忘れないためのピンバッチを、JAGDAホームページのオンラインショップで買えると知った。『手紙』第2号で参加されている『だいすきとうほく TICプロジェクト』でもグッズ販売されている。ご関心のある方は是非覗いてみて下さい。

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