Archive for 8月 2012


夏の元気な人達

2012年 8月 8日 — 3:21pm

 

◉午前中に2008年10月時の入院仲間と3年振りにお会いした。以前は多少暗い印象もあったのだが、肌色が薄青色からピンク色に変わり実に元気そうで明るくなられていた。それもそのはずである。当時彼は46歳で初期肺がんを手術したが、子供達は小・中学生だったのだから心配ごとも半端ではなかったろう。あれから4年経ちあと1年何事もなく無事に過ごせれば5年生存率をクリア。油断が出来ないのががんの怖い所ではあるがリスクは殆ど無くなり、原発巣は取り除いてあるので完治と言うことになる。本当に良かった! 色々情報交換したのち次回は5年生存率クリア記念の来年10月頃にお会いして乾杯しましょう、と言うことになった。

◉写真は8月4日の納涼盆踊りで初めて踊ってはしゃぐ孫。

コメントをどうぞ »   |   周りの人々

『Cross Canser Reseach 』

2012年 8月 4日 — 4:13pm

 

◉昨日は19クールの2、52回目のゲムシタビン投与。とうとうクレアチニンや腫瘍マーカートリオが軒並みジワリと上がって来ている。夏場特有の濃度アップだと良いのだが・・・。◉帰りがけに外来化学療法室のS先生から『Cross Canser Reseach No.11』を謹呈していただいた。この雑誌は〈がん治療と緩和ケアの接点〉の医療専門誌である。S先生が〈抗がん剤と支持療法薬剤の基礎知識〉の【服薬指導】をテーマに執筆され掲載されている。内容は、1.レジメごとの服薬指導 2.患者治療日誌に寄る有害事象モニタリング 3.有害事象ごとの服薬指導 についてのお話なのだが、それぞれにパンフレットを患者に判り易く・見やすく工夫して共著のK先生と独自制作され、患者さんに活用してもらって意見を反映し常にバージョンアップを心掛けておられる。◉その3.の【有害事象ごとの服薬指導用パンフレット】をボランティアで小生がディライト制作させていただいているので謹呈していただいた訳。長年のエディトリアルデザインの経験をアドバイスさせて頂いたり、患者の立場で意見を述べデザインを反映させて頂いている。お役に立てて光栄です。

コメントをどうぞ »   |   仕事のこと

同名誌『手紙』

2012年 8月 4日 — 4:00pm

 

昨日の続き◉昼前に病院を出たので早めの昼食をこだわりオヤジの十割そば『百丈』で食べようとバスを途中下車。今年2月 10日のブログでも書いたが、夏場にサッパリと冷たいそばを食べたかったのと抗がん剤したあとは嘔吐感で食欲が多少おちるので迷わず「もり一枚」を注文。細めのそばながら腰があっておいしく頂き、お店を出ようと入り口の案内物に目を落としたら、ん、ん?『手紙』? 『手紙』と言うタイトルの雑誌が目に入り釘付けに。◉と言うのも『手紙』は文化出版局から季刊雑誌『銀花』の別冊として1984~1986年の2年間出版され、細井冨貴子女史が編集長、小生がアートデレクターとして関わってきた雑誌だったからだ・・・。同名の雑誌を見つけて不思議な感慨を抱きながら眺めていると、しっかりした作りの雑誌なのに何故無料で頒布しているのかとお店の奥さまに聞くと、「篤志家の出資で制作した『3.11の被災地からの手紙』なんですよ。このお店も福島県山都のそばを取り寄せていますので、少し支援させて頂いてます。」とのこと。

◉震災半年後の2011年9月にたとえ届かなくともと、全国各地のクリエーターより被災地へ宛てたフリーペーパー『手紙』第1号が出版され、その返信の意味を込めてこの『手紙』第2号が出版されたとのこと。詳しいことは判らないのだが、どうも被災地のJAGDA会員が中心となって制作しておられるのを知り、元JAGDA会員だった私としても少なからず因縁を感じた次第。『百丈』さんに来ても見過ごしてしまえば出会えなかったのだから。美しい誌面で静かに訴えかける復興にかける並々ならぬ熱意に頭が下がります。まだボランティアのクリエーター参加の募集もあるようなので参加してみようかな? ◉またこの雑誌の表4広告で3月11日を忘れないためのピンバッチを、JAGDAホームページのオンラインショップで買えると知った。『手紙』第2号で参加されている『だいすきとうほく TICプロジェクト』でもグッズ販売されている。ご関心のある方は是非覗いてみて下さい。

コメントをどうぞ »   |   仕事のこと

8月の蓮

2012年 8月 2日 — 5:46pm

 

日中は地獄の暑さが続くが、毎日の朝散歩で愉しみの一つが近くのお寺の蓮の変化がある。7月の蓮は凛とした美しい生命の発露だったが、8月のそれは命のるつぼだ。アリ・トンボ・ハチ・カナブン・チョウなど昆虫が蓮にまとわりついて、花ビラまでむさぼり食べている。そのありのままの流転の容姿は2千年人間を魅了してやまない所以だろう。

 

 

コメントをどうぞ »   |   つれづれぐさ

ページの先頭へ戻る