雲中一雁 安野光雅氏

2012年9月9日放送 NHK日曜美術館より 制作中の安野光雅氏

◉一昨日のNHK日曜美術館は大好きな画家 安野光雅さんの【雲中一雁の旅】だった。86歳になられた今も新作「旅の絵本・日本編」の制作に悠然とペンを走らせておられた。何ヶ月か前に「徹子の部屋」に出演された時、安野さんが10年以上前から肺がんだったことを知った。しかも首筋のしこりを撫でながら「ホラここにも出て来たようだ」と人ごとのように笑いながら黒柳さんに説明しておられた。詳しいことは知らないがタマゴ大のがんを放射線治療でかなり小さくされたようだ。そして主治医から「がんであることを忘れて下さい」とまで・・・。なんとも羨ましい話だ。高齢になるとおおむねがんの成長度は控えめになり悪さもしないらしい。「旅の絵本・日本編」は故郷の島根県津和野から始るらしいが、かつて存在した全国の美しい日本をまだまだ元気に書き留めていただきたいものだ。

 

◉私の肺がんも、タマゴ大からウズラのタマゴ大にまで放射線治療で小さくしてもらった。ただ年齢が少し若い分進行を押えるために抗がん剤を延々続けなければならないらしい。だが最近では長期間の抗がん剤や度重なる造影剤で腎臓が弱って来ている。クレアチニンが1,10を上回り、カリウムまで体内にたまり始めた。ひどくなって腎不全にでもなれば透析が必要になるらしいので、カリウムの多い食べ物は食べられない。調べてみると頼りにしていたスイカ・バナナ・野菜ジュースは多くて慌ててストップ。食べられるものが少ない。前述の「よしの日記」で【場合によっては追加の抗がん剤治療が成功する場合もあろう。しかし成功したと言っても治癒を望めないのなら、副作用で命を縮めるリスクの方が大きな問題なのかも知れない。癌で死ぬのは仕方がないが薬で死ぬのはごめんだ・・・】とあった。よしのさんの場合はC型肝炎などがあって抗ガン剤が使えなかったが無治療で3年経過したとか・・・。さて、1年半も続けているゲムシタビン、この先どうなるのだろうか?

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