抗がん剤再開か?

 

春の暮れ 腰が抜けそな 咳いたし

 

◉長びいていた肺炎の後遺症(呼吸困難・血痰・激咳)を鎮めるため「シムビコート60」(吸入ステロイド薬)や、漢方薬「麦門冬湯」(ばくもんどうとう)の効果でようやく落ち着きつつある。私の場合、西洋医薬に東洋医薬をフォローしてバランスを保てているようだ。途中、喀血を初体験したもののそれ以後はなく、原発巣の血管新生と思われる血痰も少なくなったきた。上の川柳は激咳をすると腰が砕けそうなほど痛かった時の句。

 

◉1年8ヶ月続けた抗がん剤をストップしてから半年になりダンブリング期間はとうに過ぎているが、よほど成長の遅い進行がんらしく転移や憎悪はまだない。しかし主治医からは腎臓が元に戻ったので「そろそろ抗がん剤を再開しませんか」と薦められている。抗がん剤を劇薬、細胞毒と呼び、自分および身内には絶対やらないと公然と言う医者多い中、再開したものかどうか心は揺らぐ。だがすでに、3度も薬種を変えて抗がん剤刑を経験した私に限って言えば、副作用で殺されるようなことはなく、ほんの少しむかつくくらい。ゲムシタビンは通常4ヶ月、長くても8ヶ月しか持たないのに、私には奇跡的に1年8ヶ月も成長をくい止めていてくれたのだから効いていたとしか言いようがないだろう。効果がある間はその後の薬が少ないので多分やることになりそうだ。新築の家に出来るだけ長く住みたいのと、根治手術をした訳ではないので余り意味はないのだが、一応治療を開始した9月9日の5年生存率経過記念日に元気でいるためにも・・・

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