「人は死なない」

「人は死なない」(発行:バジリコ)        「医療のための発信を共に. DO TO DO」August 2012. No. 3.

 

◉最近「人は死なない」と公言している医者がいることをたまたまTVで知った。西洋医学の総本山とも言うべき東京大学医学部教授で臨床最前線・救急外来とICU(集中治療室)を一手に統括する要職にありながら「人は死なないある臨床医による 摂理と霊性をめぐる思索」の著書を世に問うた矢作直樹氏(57才)だ。

 

◉なに~? 医者が「人は死なない」だと? そのタイトルに唖然とし、すぐその真意を知りたく書店で探したが「人は死なない。では、どうする?」(マキノ出版)があったので取り急ぎ読んでみた。

 

◉ご自身の若い頃の不思議な経験や亡くなった母親との再会、 そして何よりも臨床医として間近に人の生と死に接し医学の常識では説明が付かない臨死体験・霊魂の話までを気功家・中健次郎氏と実話を交じえつつ対談した内容であった。

 

◉矢作氏は病院にほとんど寝泊まりし不眠不休で最前線で働きながら、自己の探求心から仕事の性質とは相反するような霊についての研究までこなしている変人だ。辿り着いた結論は

 

「最先端の治療を施しても、寿命が来れば人は死ぬ。
しかし、人の死は終わりではない。

摂理によって人は生かされており、肉体は滅んでも霊魂は永遠に生き続ける。

そして亡くなった人の霊にいつも自分は見守られている。

そのように考えれば、生きている限りは感謝の気持ちを持って生きられ、

死に直面してもあわてずに済むのではないか。」

 

と言う驚くべき内容であった。この世はあの世(霊魂の世界)の表世界とこの世の裏世界の2層構造になっていて、こちらからは見られないがあちらの霊はあなたのすぐ横にいてあなたを見守っていると。

 

◉にわかに信じられない説で、医者の概念から外れたこれらの持論を本で吐露しても、ひょっとして本当にそうなんじゃないかと思わせる説得力があるのが矢作氏の凄さである。超最先端の医学を駆使しつつも両手をかざせば手のひらからピリピリ何か出てスピリチュアル・ヒーリングも出来てしまうのだから、これはもう超人としか言いようがないからだ。

 

◉あり得ないと言ってしまうのは簡単だが、その通りかも知れないと受け入れてしまったほうが納得出来ることが多く(兄は亡くなる前に夢枕で話しかけて来たし、天井から自分を見ていた臨死体験も数例聞いた。ふと横に誰かいるような気になるのは良くある。)幸せなような気もするのだが・・・。

 

写真右:「医療のための発信を共に. DO TO DO」August 2012. No. 3.

Category: 周りの人々   |  Comment »


お気軽にコメントをどうぞ!



     

ページの先頭へ戻る