風立ちぬ

 

◉20日全国ロードショーの【風立ちぬ】は埼玉の川越界隈では〈シネプレックスわかば〉で本日24日が初公開。朝一番で観て来た。矛盾だらけの世の中だけど、それでも未来に向かって精一杯美しく生きねば・・・と。煮えくり返る怒りを恨みつらみではなく、それを超える一途な夢・希望を実現させねばならない、とひたすら美しい映像で訴える。鈴木敏夫プロデユーサーは宮崎駿監督の遺言だと比喩しているが、まさしくその通りだった。

 

◉ジブリ作品には何かと縁がある。5年前の2008年に肺がんが発覚して大学病院で入院治療をしていた時、孫のカノンがポニョの人形を抱いて見舞いに来てくれた。その時ヨチヨチ歩きだったのが今月末には6才になる。宮崎駿監督は【崖の上のポニョ】で生命力の神秘・讃歌を子供にもわかるように映像化し、それから5年かけて青春の生きざまを描き、大人への美しい遺言作【風立ちぬ】を作り上げた。残念ながら小生はその間オロオロウロウロの闘病生活の死に体で何も残せなかった。ただ3年の命を5年に長らえられた活力の一助を沢山のジブリ作品から頂いたことは確かで感謝している。

Category: つれづれぐさ   |  Comment »


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