あの日から10年

 

 君が日の                                                いさぎよく

 

金木犀                  香り残して

 

匂い立つ                 散るや君

 

京都の数少ない親友が肺がんで亡くなって早や10年になってしまった。当初タバコも酒もやらない彼がどうして肺がんになって死んだのか信じられなかったが、家内の従姉妹も同様に健康的な環境にありながら胸水が溜まる肺がんで2008年にアッという間に亡くなった。 私の様なハードスモーカーなら諦めもつくがさぞかし諦めきれないことだろう。 遺伝子やストレスが原因らしいが10年経った今も決定的な治療法はない。 それに引きかえ小生はどうしたことか初治療から丸5年、運良く生かされている。先に往った先輩達がまだ来るなと引き留めてくれているのか。あちこち身体が変になって来てはいるが、今しばらくシャバを眺めていよう。

Category: つれづれぐさ   |  Comment »


お気軽にコメントをどうぞ!



     

ページの先頭へ戻る