Archive for 11月 2013


夢の第4がん治療

2013年 11月 13日 — 12:11pm

 

「がんワクチン」でがんを制御しつつある待望の第4のがん治療、テーラーメード型【がんペプチドワクチン治療】が11月10日のTBS「夢の扉」で紹介された。31種類の異なるワクチンの中から、それぞれの患者ごとに高い効果が見込まれる3~4種類のワクチンを選んで注射するだけという革新的な治療法。副作用も少なく5分くらいで済むらしい。久留米大学「がんワクチンセンター」のセンター所長、伊東恭梧医学部教授の長年の真摯な研究努力の成果である。

 

◎その仕組みは、人の身体の中で免疫の中心を担当するのはリンパ球でそのうちのキラーT細胞などが中心になって「がん」に抵抗する。T細胞ががん細胞の表面の小さな蛋白質のかけらを見つけ、その蛋白質を目印としてがん細胞を攻撃し、その結果、がん細胞を死へと追いやる。この目印となる小さな蛋白質を「抗原」といい、キラーT細胞はこの抗原の中のごく小さな断片を見つけだす。一般に蛋白は、数百~数千個のアミノ酸でできているが、キラーT細胞が見つけだすのは8から10個のアミノ酸でできた部分。このごく小さな断片を「ペプチド」と呼び、これまでにキラーT細胞ががん細胞を排除する時の目印となる「ペプチド」を200種類以上見つけだしている。この小さなペプチドは人工的に合成することが可能で、体内に投与すると、ペプチドによって刺激を受けたキラーT細胞が活性化し、さらに増殖してがん細胞を攻撃するようになる。この性質を使って「がん」を排除(退縮)させようとする治療法をがんワクチン療法】といい、「ペプチド」を薬剤として使用する治療法が【がんペプチドワクチン療法】


◎ほとんどのがん種に効果がでていて最集段階の臨床試験にこぎつけているが、残念ながら保険適用が認可されるにはまだ2~3年はかかりそうだ。現在脳腫瘍の治験参加者を募集している。

 

ペプチドワクチン事務局のホームページ
http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/immun/F/index.html

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エライことである

2013年 11月 7日 — 1:59pm

 

 

エライことである。姪が【膀胱がん】になってしまった。高校受験を控えた子供を筆頭に若い3児の母親でまだ38才というのに・・・ 【膀胱がん】は通常60才以上がほとんどで30才代は非常に珍しい症例だそうだが。原因は旦那の副流煙とのこと。やはり喫煙は自分だけでなく周りの人々にも迷惑をかけるのだ。1期と2期の中間くらいの進行度で9月に手術をし、術後抗がん剤を2週間毎に7クールの治療計画だそうだ。女性でしかも3人の子供をかかえての闘病生活ともなると私の肺がん闘病とは比べものにならないご苦労だろう。唯一の救いは手術で患部を切除しているので5年間再発・転移がなければ【完解】も夢ではないということだろうか。それにはストレスのない免疫力アップ生活を5年間も努力しなければならない。お見舞い代わりにアメリカ国立がん研究所のデザイナーズフーズ計画や生活習慣などを図表にまとめてお送りすることにした。何を注意して生活すれば良いか? 何を食べれば良いか? よほど強い人以外、がん患者は結構細かい事にも敏感になっているので悩んでしまうのだ。料理を担当される方は面倒だろうが少し留意していただけると幸いなのである。どんなに気を配っても進行する人は進行するが、努力していれば諦めもつく。何もしないと悔いが残るのではないだろうか・・・

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