Archive for 11月 2014


肺炎ワクチン接種

2014年 11月 14日 — 8:29am
20141113

 

◉昨日は検診日。CEA(大腸・胃・肺・乳がん等の腫瘍マーカー)が相変わらず上昇しているが、問題がない範囲内なのでTS-1・8クール目を続投することに。

 

 3月  4月  5月  6月  7月  8月    11月

12,2→14.3→15.0→12.9→14,5→20,5→→→28(上限6,70ng/ml)

 

◉SPO2を計り始めた時、マスクをしていたので93だった。低いのでマスクを取り慌ててハアハアと勢いをつけてもダメだったが、主治医が「ゆっくり呼吸したほうが良いですよ」とのアドバイスでようやく95どまり。片肺なので仕方のない数字だが片肺でも十分生きられるような人間の体システムにただただ敬服するばかりだ。

 

◉2年前にブランハメラ肺炎球菌による肺炎を発症し苦しい目にあったので23価肺炎ワクチン(ニューモバックスNP)を接種して来た。今年は60・65・70・75・80・85・90・95・100才なら無料なのだが68才なので適用外、だけど片肺なので肺炎だけは避けたいし仮にかかっても症状は軽くなるらしく、しかも5年有効ということなので接種した。接種料は65才以上は川越市の場合の助成金が3200円、個人負担は5000円だった。抗体が出来るまでに2週間かかるのでその間風邪を引かないようにしなければ・・・

 

追記(12月13日)

接種料は65才以上は川越市の場合の助成金が3200円と書いたが、やはり先方の間違いで適用外だった。そして追加料金5800円を請求され支払った。肺がん患者くらいは無償でも良いと思うのだが・・・

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歌集「斎宮の風」

2014年 11月 5日 — 10:23am
20141104.saikunokaze-2

 

 

君はきっと死んだことさえ分からずに

桜の闇に佇みをらむ

 

骨壺の前をウロウロ歩きゐるなぜ死んだかを

咀嚼出来ずに

 

死の際に「唖(あー)」と遺してわれは逝かむ 夫よ 

子たちよ お好きなように

 

 

◉先日、某大手出版の編集長であったF氏の奥様から渾身の力作 歌集「斎宮の風」(ながらみ書房)が送られて来た。 F氏は2010年7月に食道がんを発見された。10月に15時間に及ぶ手術した後ICUに1ヶ月。その間4日ほど意識はあったようだが62才の誕生日を迎えることなく不帰の人に。昨日十一月四日はF氏の月命日。歌のように自分が死んだことさえも自覚できなかったようだ。

 

◉そのお通夜に夫婦で参列させて頂いたが、2008年8月に肺がん4期を宣告されていたので我が身の葬儀も同時に見ているような摩訶不思議な夕べだったことを思い出した。

 

◉しかし私の場合は6年以上も元気に生きながらえている。がんの巣食う場所・大きさ・種類・転移の有無によってこんなにも違うもので、天のなせる不条理にさぞや嘆かれた事と推察できる。心の内を吐露された激情の歌の数々は、まるで散華のように宙に舞い供えた彼への鎮魂歌。さぞや彼の無念さも癒やされていることだろう。思いのままに歌い継がれて第二歌集も期待したいものだ。

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