体の不思議2
◉昨日、ナべルビン10クールの2回目を受けて来た。そして先週ノドからゴロンと出た肉塊が何なのかを主治医に見せて聞いてみたところ、言下に
「がん細胞そのものですよ」
「エッ!(; ̄O ̄)まさか?本当ですか?」
「気管支に近いがん患者さんの中には時々出て来ることがあるんですよ」
◉ひょっとしたら?とも頭をよぎったこともあったが、がん細胞が口から飛び出すなんて今まで聞いたことも読んだこともないので本当に驚愕しショックだった。7年間苦しめられていた憎っくき肺がんを肉眼で見られるなんて・・・
◉良く考えたら2008年時原発巣の長寸約32.8mmだったものが、放射線+化学療法同時治療を終えた2009年の5月のCT写真では長寸約20.9mmに縮小していたものだが、今回出たのがその後成長し長寸約23mm×17mmくらいだからナルホドぴたりと符合する。
「ではこの現物、何かのお役に立ちませんか?」
「残念ながら出てしまったがん細胞は弱くてすでにグチャグチャで、痰と同じなので・・・」
「えっ、がん患者にとっての原発がんが痰と同じとは・・・」
「先生、記念にとって置くこともできないし、何処に捨てて良いか分からないので然るべき所に捨てて下さい。」
「原発巣がなくなったから、他に転移がなければ完治するのでしょうか?」
「原発巣がなくなったからと言っても今までと治療方針は同じですよ。」
◉これを見た看護師さんは「上の2つの黒い所が目で、その下が口みたいに見えてエイリアンみたい!」と笑っていたが、エイリアンの怖さは何処から出てくるか分からないところ。早速来週は半年ぶりの頭のMRI検診だ。