Category: 体のこと


早いもので丸7年

2015年 9月 9日 — 6:27am

 

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◉2008年9月9日に【肺がん初治療:放射線+化学療法同時療法】を開始してから早いもので丸7年になり明日から8年目。告知後、頭は真っ白でセカンドオピニオンも誰に相談して良いのか分からず、気がつけばバタバタと大学病院の勧める標準治療を受けていた。皮肉な話だが『抗がん剤で殺される』という船瀬俊介の講演をYouTubeで見たのは初期治療の抗がん剤がほぼ終わった後であった。よほど精神力の強い人か医学に精通している方は無治療を選択される方もおられるようだが私の様な弱い人間には決断出来ず、治癒率がたとえ10%の抗がん剤でもすがるほかなかった。その後7年間で受けた抗がん剤は70回(6種類・分子標的剤2種8回)に達した。
◉闘病が長くなると不思議な経験もするもので、最近では気管支にまとわりついていた肺がん細胞のかたまりが口からボコッと飛び出し、苦しめられていた憎たらしい敵を肉眼で見られたり、午後2時頃になると38℃前後の腫瘍熱が4〜5日続いて出たりしている。原因は壊死したがん細胞を白血球が異物として攻撃しているかららしい。
◉色々な副作用に悩まされてはいるが運良く抗がん剤に殺されることもなく、抗がん剤仲間に比べ随分長生きしていて、孫が1人から3人に増えたり3階建ての新居にも住めたことは不幸中の幸いであった。
◉革新的な最新治療法が次々報告されていて、少しでも長生きしていればその恩恵を受けられるかも知れないとかすかな期待がふくらむ。自力で病院へ行けるくらいの体力を維持出来るよう毎日を充実させたいものだ。主治医が来春にでも「ニボルマブ」を予定しているような話をしていただいているので、今年の魔の冬もなんとか越して桜を見たいものだ。

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ようやく涼しくなるのかな

2015年 8月 29日 — 9:26am
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◉27日のMRI(頭)の撮影結果は今回も運良くセーフ。そしてナべルビン11クール1を投与して来た。特に何も起こらなければしばらくは経過観察になりそうだ。
◉写真はS病院へのバスの往復で必ず通る川越氷川神社の縁結び風鈴。正面の石の鳥居と緋色の鳥居下などに末広がりの数字「八」対する想いを込められた、八八八個の風鈴に願いを書いた短冊が吊るしてあり、クソ暑かった夏を涼やかに演出している。(8月31日まで9時~21時)シビアな話が多かったのでチョット一息。

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体の不思議2

2015年 8月 14日 — 11:10am
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◉昨日、ナべルビン10クールの2回目を受けて来た。そして先週ノドからゴロンと出た肉塊が何なのかを主治医に見せて聞いてみたところ、言下に

 

「がん細胞そのものですよ」と言われた。

 

エッ!(; ̄O ̄)まさか?本当ですか?」

 

「気管支に近いがん患者さんの中には時々出て来ることがあるんですよ」

 

◉ひょっとしたら?とも頭をよぎったこともあったが、がん細胞が口から飛び出すなんて今まで聞いたことも読んだこともないので本当に驚愕しショックだった。7年間苦しめられていた憎っくき肺がんを肉眼で見られるなんて・・・

 

◉良く考えたら2008年時原発巣の長寸約32.8mmだったものが、放射線+化学療法同時治療を終えた2009年の5月のCT写真では長寸約20.9mmに縮小していたものだが、今回出たのがその後成長し長寸約23mm×17mmくらいだからナルホドぴたりと符合する。

 

「ではこの現物、何かのお役に立ちませんか?」

 

「残念ながら出てしまったがん細胞は弱くてすでにグチャグチャで、痰と同じなので・・・」

 

「えっ、がん患者にとっての原発がんが痰と同じとは・・・」

 

「先生、記念にとって置くこともできないし、何処に捨てて良いか分からないので然るべき所に捨てて下さい。」

 

「原発巣がなくなったから、他に転移がなければ完治するのでしょうか?」

 

「原発巣がなくなったからと言っても今までと治療方針は同じですよ。」

 

 

◉これを見た看護師さんは「上の2つの黒い所が目で、その下が口みたいに見えてエイリアンみたい!」と笑っていたが、エイリアンの怖さは何処から出てくるか分からないところ。早速来週は半年ぶりの頭のMRI検診だ。

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体の不思議1

2015年 8月 7日 — 10:33am

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◉昨日はナべルビン10クール目を受けて来た。そして月1の腫瘍マーカーCEAの結果は16.6。3ヶ月微妙に上がり続けていたがようやく横ばいに。2008年からの抗がん剤は68回目となり、今までのデータを俯瞰すると上がり初めても何回か下がることもあったことから期待していたのだが・・。でも横ばいなら多少効いている証拠なので今しばらく続けたいものだ。

 

◉昨日の夕方突然えらく出しにくい咳が出て写真のような大きな肉の塊がゴロンと出た。一瞬言葉を失くしたが「何じゃ〜これは⁇」である。今までにも2〜3回、5mm〜1cmくらいのが出たことはあり、主治医にも写真で見せたたが、何なのかは明確な話は聞けていなかった。不思議なことにこんなモノが呼吸器管のどこかにくっついていたと思うとゾッとするが、出る時は痛くもなく、出た後は呼吸が随分楽になった。

 

◉今日にでも現物を主治医に見せて何なのか調べてもらいたいのだが、なにせ8日連日の猛暑日であり、昨日も病院から帰宅する際フラフラになって帰って来たものだから諦めて13日に持参して行くことにしよう。

 

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