2015年 5月 19日 — 9:26am
◉5月14日に主治医から新しいタイプの免疫剤である新薬【ニボルマブ(抗PD-1抗体)】の【治験】〈国立がん研究センター中央病院・第 Ⅲ 相 ランダム化比較試験(国際共同治験)〉を勧められた。
◉現在治療中のナベルビンは昨年12月から始めてすでに5ケ月。抜群の効果があったが少し休んだことも起因したのかCEAが下げ止まり微妙に上がった。そろそろ耐性かも知れず、この先がどうなるのか少し不安な気持になりつつあった矢先の主治医からの思わぬ提案だった。
◉早速Netで調べると【ニボルマブ】は「がん研究、治療を変える革命的なクスリ」として世界的に大注目中で、一昨日たまたまNHK EテレのサイエンスZEROでも紹介されていた。
◉ニボルマブは難治性がんの1つ悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬とした新薬。がんは体内の免疫に攻撃されないように免疫機能を抑制する特殊な能力を持つ。ニボルマブはこの抑制能力を解除する仕組みで、覚醒した免疫細胞によってがん細胞を攻撃させるらしい。 悪性度が高いメラノーマは5年後の生存率は1割前後という極めて危険ながんだが、米国、日本での臨床試験(治験)では「増殖を抑えるだけでなく、がん細胞がほぼ消えてしまう患者も出た」との驚異の内容。
◉加えてこれまでに治療を受けて効かなかった【難治性非小細胞肺がんの進行ステージの人】を対象とした検証では、米国、フランス、イタリア、ドイツの大学病院やがんセンターなどの医療施設27カ所で行われ、がんの縮小効果をもたらすと判明し、副作用も少なく、安全性が高いと確認できているとのこと。
◉こんなに凄い新薬の治験にもし参加出来れば願ってもないことだし、6年半も闘病しながら完治をめざす新しい治療を待っていたかいがあったと言うもの。6年前に調べたガンペプチドワクチンの治験条件は随分厳しいものだったが、条件をクリアして治験に参加出来ることを祈るばかりだ。
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2015年 4月 17日 — 11:10am
◉昨日は肺炎で中止になっていたナベルビン5クール目を受けられた。肺胞に膿みが溜まった肺炎だったが3週間抗菌剤を服用してようやく治りつつあり入院は免れた。ただ抗菌剤は悪い菌も良い菌も殺してしまうためか体調・筋力が随分弱った気がする。病院から帰宅するとクタクタで微熱も。昨年11月に肺炎ワクチンを接種したがこの始末で、ここ4〜5年毎年肺炎を経過しないと冬の関所が越えられないようだ。
◉救いは右肺の4分の1くらいに空気が戻って来ているし、ナベルビンの効果もまだ顕著でこのまま続けたら、もしかして6.7以下になるかも知れないという僅かな期待も膨らんで来た。
◉加えて川越市役所の高齢者いきがい課から【川越市敬老マッサージサービス事業】無料利用券が配送されていた。高齢者の呼び名は気に食わないものの久々にマッサージを受けられるのは嬉しいことで粋な市長に素直に感謝。体力が快復したら行ってみよう。
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2015年 3月 27日 — 9:58am
◉昨日はナベルビン5クール目を受ける予定だったが、5ヶ月ぶりのCTで新たな症状が発覚してしまい、急遽中止になった。1年ぶりに潰れていた右肺胞に空気が入り始めていたのだが、5〜6個の肺胞に膿みが溜まっていたのが判明。どうやら恐れていた細菌の感染症(恐らく肺膿瘍か肺化膿症)にかかっていたようだ。そう言えばこの1週間は寒気でガタガタ震えたり38.6℃の高熱が出たりしていて、ロキソニンを飲んで寝ていると1時間後くらいには熱が下がるがまた上がるを繰り返していた。道理で3月12日のCRPは5.4で昨日は8.4(Max 0.3)と異常に高かく肺炎並みの数値だった。
◉まずこの症状を抑えないと抗がん剤どころではないらしい。ナベルビンの効果が顕著に出て来ていたのに残念だが、1週間後に再検査して改善されていないと入院して抗菌剤を点滴しなければならない。昨年の今頃も甲状腺炎で抗がん剤を中止し、今回と同じ抗菌薬クラビット500mg(細菌の遺伝子の合成を阻止して細菌の増殖を抑える)を服用して安静にしていた。
◉やっと待ちに待った桜の開花が始まって来ているというのに最後の関所がなかなか越えられないようだ。
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2015年 3月 6日 — 11:49am
◉昨日は抗がん剤ナベルビン4クール目の1回目を投与。処方薬を受け取りバスで帰ろうとしたら突然寒気がして両手がシビレて来た。家に着くまでバスの中でガタガタ震え寒くて仕方がないので思わずLINEで私の部屋を暖めておいてとメールし、なんとか家に辿り着いて布団に潜り込んだ。
◉37.6℃とそんなに高くはなかったが、1週間前から引いていたノド風邪は熱が下がっていたので多分ナベルビン投与の影響なのかと思える。おかゆを食べて処方薬6種を飲んで早めに寝たが、ロキソプロフェンで熱も下がり、こみ上げる咳と痰で1週間悩まされていたがコデインリン酸塩散1%で咳が少し楽になった。コデインリン酸塩散はモルヒネの成分に似て劇薬に近いものらしいが苦しみが楽になるのなら飲まずにはいられない。ただ体の中の細胞レベルで何が起こっているのかを考えると解からないことだらけで摩訶不思議で仕方がない。
◉ただ、嬉しい事にCEAがまたまたグンと下がっていてアツと言う間にほぼ1年ぶりの数値に戻り、潰れて無気肺になっていた右肺に少しだが空気も入って来た。ナベルビンが効いている証拠だろう。ありがたいことでこの調子をなんとか保ちたいものだ。
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