最近読んだ本−3

kuroiwayuji1

『末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝った父』(黒岩祐治著 講談社)
副題はー中西医結合医療の可能性を信じてー


黒岩祐治氏は元フジテレビ局のニュースキャスターを勤め、葉っぱのフレディーのプロデューサー等もやっている。
黒岩氏のお父上の肝臓ガンは一時、12センチ、腫瘍マーカー5800(正常値40以下)まで進んでいたようで、それを中西医結合医療(漢方と西洋医学の良い所を結合させた医療)により、3センチ、腫瘍マーカー20にまで下がった。3センチと言っても、実質的にはガン細胞は消滅したと考えていいと言われるほどに。使った薬は体力が低下している時には山薬(蒸した長芋を主食に)や、漢方の抗がん剤と冬虫夏草などを煎じた漢方薬。

中西医結合医療を実践したのは当時未病医学研究センター所長・劉影(リュウイン)先生。ガン細胞を攻撃するよりも、身体全体の免疫力を高めていくことを優先し、その免疫力がガンを封じ込めるまでのチカラになったようです。末期ガンなのにステーキを食べ、苦しまずに逝ければそれほど素晴しいことはありません。
黒岩氏のお父上を診られた劉影先生は今度、東大医学部に引っ張られて教授となられたようで、あの東大が東洋医学にも本腰を入れれば、日本の医療も変わりそうで、是非なるべく早くそうなることを願うばかりです。

 

PS. この本を読む2ヶ月前にたまたま『十全大補湯』『八味地黄丸』を飲み始め、急激に体調が改善されて来ていたのでこの本を読み、納得した次第です。

また、明治維新後、漢方は死滅しかかっていたが、ようやく昨年4月に医療法制上診療科目として認められたようで、西洋医療の医師の7割が漢方薬を使用しているそうです。



詳しくは下記のHPで。
http://oshigoto.e-nurse.net/kuroiwa/article.php?id=32
http://blog.opinet.info/kuroiwa_blog/

Category: つれづれぐさ   |  Comment »


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