Archive for 9月 2012


宇宙人が笑ってる?

2012年 9月 29日 — 4:35pm

 

◉先日の頭MRI・内蔵CTは何事もなくセーフだった。腎臓やマーカーの数値に多少異変があるものの、主治医から『不利益よりも利益が勝っているため続けましょう』と言われると断り切る勇気はなく結局ゲムシタビンは続けることに。◉まだまだ元気だしうじうじ考えないためにも昨年10月から今年4月、9時〜5時で働いたようにまた働いてみようかと思っている。

◉写真は9月の蓮を撮ったら古来からの宇宙人3人に笑いながら見つめられているように見えたので面白UPした次第。

コメントをどうぞ »   |   体のこと

本願寺出版社新書シリーズ

2012年 9月 26日 — 2:53pm

 

昨日本願寺出版社から、この夏に進めてきた新書シリーズの見本2冊が届いた。カバーデザインのフォーマットを担当したシリーズの第1弾・第2弾「やさしい真宗講座-001」「正信偈入門-002」だが、今後も次々と出る予定。私の故郷である京都、それも小学生時代四季折々に庭のように駆け巡った思い出深い西本願寺境内にある本願寺出版社からの依頼と言うことで感無量。5年前にも親鸞上人750回大遠忌手提げ袋デザイン本願寺出版社CI制作に参加できたことは光栄であった。京都ではまだグラフィックデザインの仕事がさほど認知されていなかった46年前にプロを志し現在にいたるが、今までの経験を少しでも故郷に役立てられ次の世代に引き継げればとても幸せだ。

コメントをどうぞ »   |   仕事のこと

なかにし礼氏 食道がんを克服

2012年 9月 19日 — 2:09pm

国立がん研究センター東病院のHPから:陽子線治療照射室 中:I期非小細胞肺がん 右:照射後がんが消失

 

◉つい先ほど今年3月(2012年)に食道がんを告白した作詞家で直木賞作家のなかにし礼氏(74)が、「陽子線治療で食道がんが完全に消えた」と元気に語っていたのをテレビ朝日「ワイド!スクランブル」で見た。さすが知の人だけに告知からのがんの受け入れ方や立ち直り方、情報収集能力や人脈・闘い方が私とは雲泥の差があったようだ。最初はとうとう来たかとオロオロされたようだが、すぐ奥さんと情報を集めて勉強し、最初の医者が「すぐ手術しましょう」を勧めるのを断ったとのこと《27歳と54歳の時に心筋梗塞を患っているため手術が不安だったため》。そしてセカンドオピニオン・サードオピニオンはおろか激しいやり取りもしながら5人目の先生でようやく「陽子線治療に出会って「切れないがん患者に光を当てたい。実験台になってもいい」との思いでこの治療に全知全能《医者に任せきりではなく自分の命を自分で決める=人生最大のワガママ》にかけてみようと決心したとのこと。その甲斐あって60回の陽子線照射で4cm大のがんが完全に消失したと言うのだ。

 

◉胃カメラをやっている最中に食道がんが発見されてからたった半年あまりの出来事なのだが、信じられないことにこれらのいきさつを食道がんを克服した本に告白し出版されているようだ。リンパにも転移していたらしいので3〜5年は経過観察しなければとても克服したとは書けないと思うのだが・・・。それはさておき、なかにし礼氏のおかげで、高額の陽子線治療も完治出来るとなれば命にはかえられないので爆発的に広まるのではないか。そして保険適用が早やまれば切れないがん患者に光が当たり、彼の思いが叶うことだろう。最後になかにし礼にとってがんとは?の問いに「死を意識して感性より研ぎすませてくれた良き友」と答え「これからの作品は以前より良くなるので期待して下さい」と自信タップリ。私にとってのがんは会いたくもない悪友としか言いようがないのだが・・・

コメントをどうぞ »   |   周りの人々

雲中一雁 安野光雅氏

2012年 9月 11日 — 10:50am

2012年9月9日放送 NHK日曜美術館より 制作中の安野光雅氏

◉一昨日のNHK日曜美術館は大好きな画家 安野光雅さんの【雲中一雁の旅】だった。86歳になられた今も新作「旅の絵本・日本編」の制作に悠然とペンを走らせておられた。何ヶ月か前に「徹子の部屋」に出演された時、安野さんが10年以上前から肺がんだったことを知った。しかも首筋のしこりを撫でながら「ホラここにも出て来たようだ」と人ごとのように笑いながら黒柳さんに説明しておられた。詳しいことは知らないがタマゴ大のがんを放射線治療でかなり小さくされたようだ。そして主治医から「がんであることを忘れて下さい」とまで・・・。なんとも羨ましい話だ。高齢になるとおおむねがんの成長度は控えめになり悪さもしないらしい。「旅の絵本・日本編」は故郷の島根県津和野から始るらしいが、かつて存在した全国の美しい日本をまだまだ元気に書き留めていただきたいものだ。

 

◉私の肺がんも、タマゴ大からウズラのタマゴ大にまで放射線治療で小さくしてもらった。ただ年齢が少し若い分進行を押えるために抗がん剤を延々続けなければならないらしい。だが最近では長期間の抗がん剤や度重なる造影剤で腎臓が弱って来ている。クレアチニンが1,10を上回り、カリウムまで体内にたまり始めた。ひどくなって腎不全にでもなれば透析が必要になるらしいので、カリウムの多い食べ物は食べられない。調べてみると頼りにしていたスイカ・バナナ・野菜ジュースは多くて慌ててストップ。食べられるものが少ない。前述の「よしの日記」で【場合によっては追加の抗がん剤治療が成功する場合もあろう。しかし成功したと言っても治癒を望めないのなら、副作用で命を縮めるリスクの方が大きな問題なのかも知れない。癌で死ぬのは仕方がないが薬で死ぬのはごめんだ・・・】とあった。よしのさんの場合はC型肝炎などがあって抗ガン剤が使えなかったが無治療で3年経過したとか・・・。さて、1年半も続けているゲムシタビン、この先どうなるのだろうか?

コメントをどうぞ »   |   周りの人々

ページの先頭へ戻る