大内義昭氏逝去
◉北九州市在住の音楽プロデューサー、大内義昭氏が5月22日に食道がんで亡くなっていたのをFaceBookで今朝知り、最初は嘘だろーと目を疑うほど驚きました。がんが見つかるのが相当遅かったのでしょうが、55才なんていくらなんでも若すぎです! 残念でなりません。
◉大内氏には10年ほど前にCD曲とセットにした絵本の企画でご縁があり、私の試作絵本「いのちはだいすき」に、オリジナル曲を作っていただいたことがありました。とってもピュアで元気の塊魂のような方で、素晴らしい曲を作って頂いたのですが、私の力不足で残念ながら発売までには至りませんでした。大変申し訳ないことをしました。心よりのお詫びとご冥福をお祈りいたします。
がん治療を変える革命的なクスリ
◉5月14日に主治医から新しいタイプの免疫剤である新薬【ニボルマブ(抗PD-1抗体)】の【治験】〈国立がん研究センター中央病院・第 Ⅲ 相 ランダム化比較試験(国際共同治験)〉を勧められた。
◉現在治療中のナベルビンは昨年12月から始めてすでに5ケ月。抜群の効果があったが少し休んだことも起因したのかCEAが下げ止まり微妙に上がった。そろそろ耐性かも知れず、この先がどうなるのか少し不安な気持になりつつあった矢先の主治医からの思わぬ提案だった。
◉早速Netで調べると【ニボルマブ】は「がん研究、治療を変える革命的なクスリ」として世界的に大注目中で、一昨日たまたまNHK EテレのサイエンスZEROでも紹介されていた。
◉ニボルマブは難治性がんの1つ悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬とした新薬。がんは体内の免疫に攻撃されないように免疫機能を抑制する特殊な能力を持つ。ニボルマブはこの抑制能力を解除する仕組みで、覚醒した免疫細胞によってがん細胞を攻撃させるらしい。 悪性度が高いメラノーマは5年後の生存率は1割前後という極めて危険ながんだが、米国、日本での臨床試験(治験)では「増殖を抑えるだけでなく、がん細胞がほぼ消えてしまう患者も出た」との驚異の内容。
◉加えてこれまでに治療を受けて効かなかった【難治性非小細胞肺がんの進行ステージの人】を対象とした検証では、米国、フランス、イタリア、ドイツの大学病院やがんセンターなどの医療施設27カ所で行われ、がんの縮小効果をもたらすと判明し、副作用も少なく、安全性が高いと確認できているとのこと。
◉こんなに凄い新薬の治験にもし参加出来れば願ってもないことだし、6年半も闘病しながら完治をめざす新しい治療を待っていたかいがあったと言うもの。6年前に調べたガンペプチドワクチンの治験条件は随分厳しいものだったが、条件をクリアして治験に参加出来ることを祈るばかりだ。