Category: 漆のこと


初個展は西武有楽町店だった

2010年 12月 26日 — 4:10pm

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今朝の朝日新聞で昨日12月25日に、かって流行の発信地として活躍した西武有楽町店が閉店したのを知った。見出しは『西武閉店『やっぱり寂しい』、有楽町で26年歴史に幕』

私にとっても漆の初個展がこの有楽町西武での開店特別企画の一つだったので、格別の思いでこの記事を読んだ。26年前の1984年10月6日の朝は大変な人出で有楽町マリオンを2重3重に囲んでいた光景を思い出した。確か6階クリエーターズスペースの高田賢三氏のブッティクの隣で、沢山の人に見て貰えた幸せを実感させてもらった。案内文には「漆の美を、新しい素材やいまのカタチに生かした、ボディアクセサリーやインテリアアクセサリーたち。グラフィックデザイナーの目を通して甦る、新しい漆の感性を発信します。」とあるように、京都の伝統工芸でもある漆職人の家に生まれながら最新デザインを学んだ感性で、忘れられようとしていた漆の魅力を再発見してもらうキッカケにしたかった。その後、田中一光先生が力を注いでおられた渋谷西武百貨店のJAPANクリエティブ展などにも参加させていただきながら、静かで確かな日本ブームが起き、若者層にも幅広く定着したように思う。しかし26年経って日本はガラリと変わった。伝統工芸どころか日本自体が沈没してしまいそうな今、全く新しい視点で伝統工芸の魅力を日本のみならず世界にも再再発信する手立てを早急に考えて、元気に浮上させなければならないのだが・・・

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製作途中

2009年 4月 2日 — 9:58am

朱-黒-ピラミッド小

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