今朝の朝日新聞で昨日12月25日に、かって流行の発信地として活躍した西武有楽町店が閉店したのを知った。見出しは『西武閉店『やっぱり寂しい』、有楽町で26年歴史に幕』だ。

私にとっても漆の初個展がこの有楽町西武での開店特別企画の一つだったので、格別の思いでこの記事を読んだ。26年前の1984年10月6日の朝は大変な人出で有楽町マリオンを2重3重に囲んでいた光景を思い出した。確か6階クリエーターズスペースの高田賢三氏のブッティクの隣で、沢山の人に見て貰えた幸せを実感させてもらった。案内文には「漆の美を、新しい素材やいまのカタチに生かした、ボディアクセサリーやインテリアアクセサリーたち。グラフィックデザイナーの目を通して甦る、新しい漆の感性を発信します。」とあるように、京都の伝統工芸でもある漆職人の家に生まれながら最新デザインを学んだ感性で、忘れられようとしていた漆の魅力を再発見してもらうキッカケにしたかった。その後、田中一光先生が力を注いでおられた渋谷西武百貨店のJAPANクリエティブ展などにも参加させていただきながら、静かで確かな日本ブームが起き、若者層にも幅広く定着したように思う。しかし26年経って日本はガラリと変わった。伝統工芸どころか日本自体が沈没してしまいそうな今、全く新しい視点で伝統工芸の魅力を日本のみならず世界にも再再発信する手立てを早急に考えて、元気に浮上させなければならないのだが・・・

昼休みの恵比寿公園では、この冬一番の寒さで鳩たちが身を寄り添っていた。それでも10℃はあり、寒さに慣れて来たせいか昼間はコートなしで散歩出来た。しかしニューヨークのマイナス４℃の天気予報を見ると、その厳しさを想像するだけでつい身震いしてしまう。

「週刊NY生活」を新宿 紀伊国屋書店本店７Fのフリーペーパースタンドで昨日入手できました。「週刊NY生活」は、ニューヨーク発行（NY生活プレス社）のフリー紙でNY、ニュージャージー、コネチカットとオハイオ、ワシントンDCで配布。日本国内では、紀伊国屋書店（新宿本店、札幌大手町ビル、渋谷，玉川高島屋、国分寺、大阪本町、福岡、札幌）で無料配布しているほか、東京大学本郷・駒場両図書館でも閲覧できるとのことです。

紀伊国屋書店・新宿本店を見たかぎりでは、写真でもお分かりのように縦指しだったり裏面だったりなので、一見しただけでは何んの新聞かは全く判断がつかず少し可哀想な扱いになっておりました。もし、「週刊NY生活」329号を入手して読みたい方がおられましたら、店員さんに場所を確認されてからお探しされるのが確実かと思います。成る程、NYで生活する人達には役に立ちそうな記事が満載されていて、とてもフリー紙とは思えません。

【週刊NY生活】第329号（2010/12/11）

 

アメリカ生活に必要な情報を全て独自取材で届ける日本語フリーペーパーとして人気の「週刊ＮＹ生活」が、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州の日系小売店、飲食店、学校などで配布されています。本日NYの街に並んだ【No.329号・12/11/2010】の15pに、

“KanonCalendar&Clock”をご紹介頂いております。WebサイトやiPhone,iPadでも見られますので是非ご覧下さい。