季刊「銀花」が休刊。ショックである。

 

季刊「銀花」160号 冬

季刊「銀花」160号 冬 特別付録;2010年カレンダー(次号161号が最終=2月25日発売)

文化出版局の顔のようだった雑誌季刊「銀花」が、とうとう休刊決定の報せを14日に聞いた。
すぐにブログにアップしたかったのだが、その最終号の巻頭デザインをやっていてアップ出来ず、
メドが立ったのでようやくアップした次第。
実に残念無念で言葉をなくし、生きがいをなくした感あり。
生きている間は知りたくなかった事件でした。
ある編集士は、「あらゆる雑誌のジャンルを超えて、「銀花」の休刊は雑誌の時代の終わりを告げることのように思えてなりません。
それが時代の趨勢と言ってしまうのは簡単ですが、昨今の政治状況、経済状況などを考えるにつけても
我々が関わってきた時代とは明らかに異質な時代が
着々と形成されている様に感じられます。」
とのコメントを戴きました。
さて、何を生きがいにこの先、生きれば良いものやら…。
今号が最終刊になってしまうのですが、悔いを残さないように精一杯頑張る以外にありません。
それに悲観論だけでなく、「銀花」のような美的個性派の雑誌が半世紀近く活躍出来た持続力には、多いに褒め称えられるべきものがあります。歴代の編集部諸氏に敬意と感謝を捧げます。
日本の大切な歴史的美的大衆文化が、また一つ消えようとしている。

 

文化出版局の顔のようだった雑誌季刊「銀花」が、とうとう休刊決定の報せを14日に聞いた。すぐにブログにアップしたかったのだが、その最終号の巻頭デザインをやっていてアップ出来ず、ようやくメドが立ったのでアップした次第。8月6日のブログでも書いたが、私の青春と共に歩んで来た雑誌がなくなることは、実に残念無念で、言葉をなくし、生きがいをなくした感があります。生きている間は知りたくなかった事件でした。

 

ある編集士は、『あらゆる雑誌のジャンルを超えて、「銀花」の休刊は雑誌の時代の終わりを告げることのように思えてなりません。それが時代の趨勢と言ってしまうのは簡単ですが、昨今の政治状況、経済状況などを考えるにつけても、我々が関わってきた時代とは明らかに異質な時代が着々と形成されている様に感じられます。』とのコメントを戴きました。

 

的を得た言葉ですが、さて、何を生きがいにこの先、生きれば良いものやら…。

次号(161号)が最終刊になってしまうのですが、悔いを残さないように精一杯頑張る以外にありません。それに悲観論だけでなく、「銀花」のような美的個性派の雑誌が半世紀近く活躍出来た持続力には、多いに称えられるべきものがあります。歴代の編集部諸士に絶大な敬意と感謝を捧げたいと思います。

忘れてはならない、日本の大切な歴史的美的大衆文化が、また一つ消えようとしている。ブーイングの嵐で奇跡の復活が起こらないかと、まだ諦めきらず夢みている次第。

 

Category: 仕事のこと   |  4 comments »

コメント4 件

  1. yusa

    はじめまして私もショックです。
    私の初めて銀花は1972年秋第11号川上純生 益子の窯の特集でした。
    1968年から益子で陶芸を勉強しだした私の教科書でした。
    本棚の銀花は陽があたらないような位置にし
    時々引っ張り出しては眺めていた宝石のような本達でした。

    今も陶芸をしています。
    買いそびれた銀花を調べて揃えられるか
    検討してみます。

    「からだ」の本も読んでみます。
    3年前 寝たきりになるかと思うほど元気がなくなっていたのが
    今は毎朝5キロ歩いたり走ったりしています。

    今後もブログを拝見させてください。

  2. 中谷匡児

    同じく肺ガンの方でしょうか?
    5キロの散歩が出来るほどの復帰は凄いですね。
    月1回の定期検診から戻って、ブログを書こうとした所でした。
    恥ずかしいブログですが、時々のぞいて下さい。
    お互いに支えあえる場になることを願っています。
    それでは又・・・

  3. yusa

    終刊号を手にしました。
    悲しいです。

  4. 中谷匡児

    事務所移転でご返事遅くなってしまいました。
    悲しい!のひと言、こたえます。
    少し時間が取れれば、バックナンバーが複数冊在る号を
    表示するか、あるいはyusaさんが無い号を知らせて貰えるとか・・・
    全刊揃うとせめてもの慰めになるのかなと・・・
    思っているのですが。
    或は杉浦先生のお話の動画をアップするとか
    何か考えますので、暫くお待ち下さい。


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