夏特有の活性化?

 

◉明日ゲムシタビン20クールの2回目・55回目の外来化学療法室へ。その都度レントゲンと血液検査もしているのだが(最近では尿検査も増えた)、グラフィックデザイナーだった私は自分の体の状態が素人でもビジュルアルで一目で解るように自己流で時系列治療記録を作っている。これを見ているとゲムシタビン投与治療が1年6ヶ月と非常に長いのが良く分る。大概の抗がん剤は個人差はあるものの普通4~5クール、長くて10クールくらいで効き目が弱くなるのだが・・・。ネットで調べた所では3年続投された膵臓がんの方が一番長かった。今でも奇跡的に長いのだがこの方にあやかって今の倍の40クールを目標にしたいものだが・・・。

 

◉だがこの6・7・8月のCEA腫瘍マーカーの上がり方が気になって来た。と言うのも、左端ブルー点線内の2010年の6・7・8・9月の上がり方に似ているからだが、救いはSLXの上がり方が緩やかなのと、SCCだけは下がっていてまだゲムシタビンが効いている証拠が出てきたからだ。クレアチニンなどもジワジワ上がっても来ていて、主治医は「夏場特有の活性化のせいだと良いのだが・・・」と心配してくれている。確かに夏は体温も上がり免疫も上がるが、細胞も活発になるのだからがん細胞も活発になっても不思議はない。問題はそろそろゲムシタビンの薬剤耐性で押え切れなくなって来つつあるのか、それとも夏場特有のもので秋になれば沈静化するのか、今後治療戦略の選択肢が少ないのでなんとかゲムシタビンを続けたい。

 

◉腫瘍マーカーは目安なので一喜一憂しないようにと注意されてはいるがつい翻弄されてしまう。次回MRI・CT結果の出る9月末まで落ち着かない日々が続くことになりそうだ。

(8月31日pm6;00に改図・改文)

Category: 体のこと   |  Comment »


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