Archive for 5月 2010


アッと言う間の1年だった。

2010年 5月 17日 — 11:27am

 

ボロブドゥール遺跡の頂上付近(1993年1月撮影)

ボロブドゥール遺跡の頂上付近(1993年1月撮影)

 

昨年5月13日に友人の高橋善樹君、17日にはKさん、Nさんが相ついで亡くなって、早やくも1周忌。(Archive.2009.5「5月の風に舞って消ゆ」「五月の雨音に溶けて消ゆ」)みなさん共にガンで若死されてしまった。今年は見事な五月晴れだが、あらためてご冥福をお祈りさせて頂くばかりです。Nさんとの約束を果たせたり、仕事を再開が出来たり大変密度の濃いアッと言う間の1年だった。

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『親鸞』上巻全文がネットで無料公開

2010年 5月 14日 — 1:01pm

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渡辺淳一氏に続き、五木寛之の『親鸞』上巻全文が5月12日〜6月11日までネットで無料公開されている。朝日新聞の記事では五木寛之氏からの提案だったとか・・・。私は親鸞聖人開祖ゆかりの京都西本願寺の境内で遊んで育ったり、近年、本願寺出版社から親鸞聖人750大遠忌を記念した手提げ袋を依頼されて制作したこともあって、五木寛之の『親鸞』はいつか読んでみようと思っていた。なので、上巻を読んでしまうと続きを読みたくなるはずで、多分下巻を買うことになるだろうが、出版社の思惑にまんまと乗ってしまうことにした。作家自身は本(紙)やデジタルやクラウド戦国時代とは関係なく、命がけで書き上げた作品をただ一心に多くの読者に読んでもらいたいだけだと思うからだ。

公開版を読むにはインターネット閲覧ソフト「T-Time Crochet」(無料)をインストールしなくてはならず、少し面倒ではあったが上記画面のように、大容量のテキストもサクサク動き、文字もかなり大きく拡大も可能で、かなり快適に読むことができる。プリント出来ないので昼食後30分くらいづつ読む予定。

追記

Webで上巻を読んだ後の顛末記です。
上巻を読んだ五木寛之の「親鸞」はまるで劇画タッチのような展開で、物語としては面白いのだろうが私の知りたいイメージとはかけ離れていた。なので本屋では下巻の後半2頁の結末とあとがき2頁を立ち読みしだけでおおよそのことは分かったので、結局下巻は買わずじまいだった…
この企画を考えられた多くの方々の期待を裏切った結果になってしまったお粗末な顛末記でしたが、内容がある程度分かって興味がズレると本は売れない、と言う現実が露呈したのでした。

 

追記(上巻を読んだ後の顛末記です)

上巻を読んだ五木寛之の「親鸞」はまるで劇画タッチのような展開で、物語としては面白いのだろうが私の知りたいイメージとはかけ離れていた。なので本屋では下巻の後半2頁の結末とあとがき2頁を立ち読みしだけでおおよそのことは分かったので、結局下巻は買わずじまい。版元の期待を裏切った結果になってしまって申し訳ないのだが、お粗末な結果をブログに載せたものか迷って追記が遅くなったしまいました。あまり内容が分かってしまうと、興味がズレると本は売れない、と言う現実が露呈したようです。

 

 

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とうとう第2幕が開いたようだ

2010年 5月 14日 — 10:25am

 

イメージ仮画像

イメージ仮画像(「人間ドッグのここカラダ」より)

 

先月の造影剤入り(リンパ節への転移など、より鮮明に撮影するための特殊剤)CTで、右肺に小さな影が現れた。治療後1年8ヶ月経って運よく何事もなく推移していて、「最近ではブログに書く事がなくなって来た」などと不遜なことを言って来た罰だろう。とうとう恐れていた第2幕が始まったようだ。肺門近くの気管支にまとわりついた原発巣は20〜30年かかって4〜5㎝に成長したらしいので、にわかに大きくはならないだろうから暫く様子を見ることになった。効果のあった放射線は2度使用出来ないので、分子標的剤のステージに進むことになるのだろう。なんとかゆるやかにお願いしたいものだ。

 

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山室眞二さん手作りの折り本芳名帳

2010年 5月 8日 — 1:04pm

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昨日、山室眞二さん手作り【季刊「銀花」感謝の夕べ】(2月27日)の芳名帳が美しい折り本となって再生して届いた。銀花がなくなる悲しみや言葉にならない感謝を、こんな形で密やかに表現されていたのだ。「いつかふたたび船出」のメッセージを添えて…。真心のこもったこのような手仕事を突きつけられると、電子ブックでも良いから「銀花」を存続させましょうとはとても言えなくなってしまった。

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