Archive for 7月 2012


「かくれんぼひらがな」

2012年 7月 10日 — 10:04am

1990年頃の山口県周南市「新南陽市立富田西小学校」風景と当時の教頭先生

 

「かくれんぼひらがな-どこにあるかな-」の絵本は1985年に「AtoZ アルファベットの本」が出版された2ヶ月後に世に出していただいた。記憶が定かではないのだがしばらく経って、この絵本の絵を校舎(山口県周南市「新南陽市立富田西小学校」)に飾りたいので了解いただけますかと、電話で問い合わせがあった。私としては小学生の子供たちに毎日見てもらえお役に立つことなので、多分「どうぞご自由にお使い下さい」と答えたように思う。それから4~5年経ってそのことを忘れていた頃、突然山口に住んでいる叔父から上の写真が送られて来た。偶然何かで近くの小学校に甥の作品が飾られているのを知って訪問したらしい。元気で何事にも前向きだった叔父が当時の校長先生・教頭先生と収まった写真もあった。この学校で学び巣立った小学生もとっくに社会人。一度はこの小学校に訪れ、感想など伺ってみたいものだと思っていたが、山口は余りに遠くてまだ行けずにいる。これらの写真が今は亡き叔父のお陰で残っていたのを思いだした。

 

「かくれんぼ-ひらがな」の一部 中谷おさむ 文化出版局刊 1985年

 

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「AtoZの本」が生まれ変わる。

2012年 7月 7日 — 6:01pm

 

1985年に文化出版局から5冊目の絵本として出版された 「AtoZ アルファベットの本」が、かくれんぼをするような感覚で遊びながら見つけるiPad用 知育アプリとして生まれ変わります。只今、沢山の若いブレーンが鋭意製作中。 本日七夕の日、あいにく雨で川越では天の川は見られそうもありませんが、無事リリース出来ることを祈るばかりです。 http://fb.me/23qLExRB0 

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「日本のがん医療を問う」

2012年 7月 3日 — 10:18am

 

6月30日の夜、NHKスペシャル「日本のがん医療を問う」を見た。NHKが、がん患者やその家族2500人を対象に行ったアンケートでは、「自分の治療が正しいのか分からない」治療にお金がかかり過ぎて困っている」(実感している)「海外で使われている抗がん剤が日本では承認されず」など様々な不安の声が寄せられた。

2人に1人ががんになる日本。なんの因果か(20歳からの喫煙?)その1人に選ばれた私にとっては身につまされる内容ばかり。私の場合、30~40代にがんが発症しており、62才になるまで大勢のヤブ医者に見落とされて来た。(がんは1~4年で2mm大に成長し、10~24年で1cm大になるのだが、私の場合はなんと4cm大でやっと発見された)。ーー町中に専門医が圧倒的に少な過ぎるのだ。そして肺がんと告知されてもなんの知識も持ち合わせないため、いたずらに死にいたることを心配して本人も家族もオロオロするばかり。心配してくれた友人からセカンドオピニオンにかかるべきとアドバイスを受けても、恥ずかしながら「セカンドオピニオン?ん?なんのこと?」ーー日本の教育は生死に関わる基本的なことさえ教えようとしない。中学の教科書でがんのなんたるかを教育しても良さそうだが・・・

また日本ではがんになった患者を登録する「がん登録」が法制化されておらず、個人情報保護法で情報公開もできないらしい。取材によると「がん登録」していても、転院すると追跡調査ができず「5年生存率」などのデータさえないことが分かった。がんが国民病となり、情報インフラが劇的に進歩している時代に、そんな馬鹿なシステムではなんの検証も、ましてや対策も正しい治療も戦略化出来ないではないか? 要するに自分がその身(がん)にならないと実感できないのだ。今の日本は情けないことにあらゆることに国家戦略が無さ過ぎるのだ。(原発にしても国民年金や消費税にしても、賢い官僚どもが犯した大失敗を穴埋めするために愚民からいかに絞り取るかしか考えていない、としか思えない。)ーー番組の最後に悪性リンパ腫患者が「救える命は救って」と、ゲストの小宮山洋子厚生労働大臣や日本のがん医療の中心を担う施設のトップ、東京国立がん研究センター堀田知光理事長に訴えたが、自信のない表情で聞くだけでむなしく不安に感じたのは私だけだろうか?

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