Category: 仕事のこと


同名誌『手紙』

2012年 8月 4日 — 4:00pm

 

昨日の続き◉昼前に病院を出たので早めの昼食をこだわりオヤジの十割そば『百丈』で食べようとバスを途中下車。今年2月 10日のブログでも書いたが、夏場にサッパリと冷たいそばを食べたかったのと抗がん剤したあとは嘔吐感で食欲が多少おちるので迷わず「もり一枚」を注文。細めのそばながら腰があっておいしく頂き、お店を出ようと入り口の案内物に目を落としたら、ん、ん?『手紙』? 『手紙』と言うタイトルの雑誌が目に入り釘付けに。◉と言うのも『手紙』は文化出版局から季刊雑誌『銀花』の別冊として1984~1986年の2年間出版され、細井冨貴子女史が編集長、小生がアートデレクターとして関わってきた雑誌だったからだ・・・。同名の雑誌を見つけて不思議な感慨を抱きながら眺めていると、しっかりした作りの雑誌なのに何故無料で頒布しているのかとお店の奥さまに聞くと、「篤志家の出資で制作した『3.11の被災地からの手紙』なんですよ。このお店も福島県山都のそばを取り寄せていますので、少し支援させて頂いてます。」とのこと。

◉震災半年後の2011年9月にたとえ届かなくともと、全国各地のクリエーターより被災地へ宛てたフリーペーパー『手紙』第1号が出版され、その返信の意味を込めてこの『手紙』第2号が出版されたとのこと。詳しいことは判らないのだが、どうも被災地のJAGDA会員が中心となって制作しておられるのを知り、元JAGDA会員だった私としても少なからず因縁を感じた次第。『百丈』さんに来ても見過ごしてしまえば出会えなかったのだから。美しい誌面で静かに訴えかける復興にかける並々ならぬ熱意に頭が下がります。まだボランティアのクリエーター参加の募集もあるようなので参加してみようかな? ◉またこの雑誌の表4広告で3月11日を忘れないためのピンバッチを、JAGDAホームページのオンラインショップで買えると知った。『手紙』第2号で参加されている『だいすきとうほく TICプロジェクト』でもグッズ販売されている。ご関心のある方は是非覗いてみて下さい。

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仕事三昧

2012年 5月 20日 — 6:00am

 

先週、iPad用アプリ 第2弾のリリースが決定し開発会議に出席して来ました。素敵な人達との出会いがあって、以前から温め試作を繰り返して来たプロジェクトが8月には形になりそうです。よりよい作品めざして製作三昧の日々を過ごせそうで嬉しい限りです。友人の中には退職後「毎日がHoliday」の生活を存分に楽しんでおられる方々も多いが、私は新しい仕事に挑戦して行くのが楽しくて、どうやら生き甲斐のようです。死ぬ間際まで仕事が出来ればどんなにか幸せだろうか・・・。

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マッコリでニッコリの夜

2012年 2月 9日 — 8:27pm

 上:宮廷トッポギ 下:チャンジャ 右:イドンマッコリ

 

◉一昨々日の2月7日、仕事仲間のチームが解散になるため「打ち上げ飲み会」をやりましょうと言うことになって誘って頂いた。本川越駅近くの韓国料理店「いもや」〝おばさん〟の意味)で、25才の女性から1ヶ月後には66才になる私まで、女性3人男性4人が参加。元喫茶店のマスターや現役フラメンコダンサーなどの色々な職種7人、話題が多岐に渡り愉しい飲み会になった。サービスが付ていたビールでまず乾杯したが、イドンマッコリ(少し酸味あり)で2度目の乾杯。野菜に包んで食べる焼き肉から宮廷トッポギに始って、チャンジャやチャプテンなど、初めて食べるものばかり10種類近く食べて大満腹。そしてソウルマッコリ(少し甘味)で仕上げとなった。私は酒も辛い食べものも得意ではないので恐る恐る挑戦したのだが、いずれも体に優しく変化がついた大変美味しい料理ばかりだったので、ハマる人が後を絶たないのが理解できた。

◉料理も兎も角、丁度2年前、季刊雑誌「銀花」(文化出版局)の「終刊打ち上げ」(銀花、最後の夕べ以来の参加自体が嬉しく懐かしく、少し勇気がいったが若い方々との触れ合いで元気なパワーを頂いて自己免疫力も上がり嬉しさも格別。久々にかなり酔ったようだが、マッコリでニッコリの夜でした。ありがとうございました。

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お役に立てれば

2011年 10月 3日 — 1:53pm

2011.10.1-

 

お世話になっている化学療法室の薬剤師先生が、抗がん剤の副作用に悩む患者さんたちの説明のために自らパンフレットの編集・デザインまでやっておられる。プリンターからのプリントだったりiPadのタブレットで説明されていて、現在「吐き気・おう吐予防」「抹消神経障害の対策」「皮膚障害予防」(各5~6頁-図は省略)の3種類がほぼ完成してきた。ラフデザインを内科医師、看護師さん、医学生から薬剤師さん、患者さんなどに見せてそれぞれの意見・提案を反映させながら、じっくり時間をかけて少しでも患者さんたちに判りやすく有益で共有出来る情報になるように留意されながら・・・。たまたま私がデザイナーであることを知られてアドバイスを求められたのだが、デザインの微妙な色彩感覚や感性、レイアウトのニュアンスはとても言葉で説明しきれないので、最終仕上げを私がボランティアさせてもらっている。

先日も化学療法室の掲示板に貼られた小冊子を熱心に見られている女性がおられ、紹介されている吐き気予防の【内関のつぼ】の写真を見ながら確かめつつ指圧されていた。吐き気を少しでも軽くしたい気持ちは良く解るので、お役に立っているようだ。40年やって来たデザインの仕事だが、今度は患者の立場に立って少しでもお役に立てれば、お手伝いのやり甲斐がありそうだ。

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